駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

「冗談君」のご紹介

2007年01月13日 | スネア
画像は、突然命名されて戸惑いつつ、堂々として写真写りのよい我が子我が友「冗談君」であります。
思いつきで勝手に命名しましたが、なお且つ勝手な印象を書こうと思うのであります。
冗談君は、1月6日のことだから先週の土曜日の夜、我が家にやってきました。
そしていきなり翌日の7日には静岡ケントスでデビューし、1週間に満たない12日に浜松メリーユーで2度目のステージに立ったのであります。

試し打ちというものをやらずに購入したので、殆んど勘だけが頼りの状態で一発勝負、静ケンさんのステージで探りながらのデビューだった。
しかし、ヌケのよいサウンドは概ね好評で、使用したオレもほっとした。
録音した静ケンライブでのスネアサウンドは、個性あるスネアサウンドが心地よく聞こえて、聞きなおしても気持ちよかった。
そして、昨日の金曜日に使用したメリーユーでのライブ音源を聴くと、若干の違いがあった。
それは、まず音量の違いである。
静ケンもメリーユーも、個別にスネア及びドラムセットをマイキングしていないのだけど、自分は歌うのでボーカルマイクを立てており、そのマイクでスネアサウンドもかなり拾われる。
だから録音した音源を聞くと、2拍4拍のアタック音は勿論、細かいロールまで結構クリアに聞こえるはずだった。
しかし、今回比較すると、静ケンでのスネアサウンドに比べ、メリーユーでのスネアサウンドは音量が弱かったのだ。
スネアの径が標準サイズの14インチより一回り小さい13インチのため、音量が低下するのは当然だけれど、静ケンの時には違和感がなく、むしろぴったりマッチした感があった。
一方、メリーユーではドラムセットの中ではスネアが後ろに引っ込んだ感じがした。
その違いは、環境の違いだと思う。
まず、ドラムセット。
静ケンのセットは、YAMAHA9000-Rの比較的小ぶりなキットで材質はバーチ、BD22インチ、フロア14インチ、タム10および12インチで、メリーユーが同じYAMAHAだけどメイプルの深胴タム、サイズは一回り大きいロック仕様のキットである。
だから、メリーユーではドラムセット自体の音量に負けてしまった気がする。

また、静ケンではドラム台がステージ中央に一段高くセットされているために、ドラムセットの音が客席の隅々まで広がるので、録音してもスネアがクリアに聞こえる。しかも、ステージ中央ということで、メンバーのボーカルのマイクにもドラムの音が入り、直接マイキングしていないにもかかわらず、スネアのアタックは拡声されているということだろうと思う。
メリーユーでは、ドラムは床にベタ置きでステージの向かって右隅だ。下手をすると演奏していて消音カーテンが腕に当たりそうな位置である。で、録音するのは全く逆の位置のPAスピーカーの後ろ辺りなので、ドラムが遠く感じるのはやむをえない。だから、今まで頻繁に使用していたメタルのスネアや、メイプルの標準サイズのスネアのほうが、メリーユー向きと言える気がする。

音色に関しては、スティーブ・ジョーダンの音楽指向そのもので、いかにもファンキーである。特にハイピッチに締め上げなくても「スコーン!♪」と抜けてくれる。オレはドラマーやっててよかった、という気持ちになった。一発で「カイカ~ン」と思うこと請け合いだ。ただ、倍音が少なくて音程感がクリアに出るので、飽きるのも早い気がするのが早くも残念。
コメント
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