OZ.

Opened Zipper

俺の臓器をリサイクルしてくれ

1998-02-06 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
会社の先輩からドナーカードをもらいました。
・・・殺されて内臓を獲られるのかも知れない。
(そうじゃないって)

所属する課内のメーリングリストがあります。
そこに先輩から投稿されていたメールが、『臓器移植の意思表示カードを沢山もらったから欲しい人あげるよ』という内容でした。
以前からこの意思表示カードを手に入れたいとは思っていたのですが、どうやったら入手できるのかが分からない。
しかも、それをどこで調べたら良いかも見当がつかないという状態。
面倒なので、ほったらかしにしていたのでした。
簡単に手に入るとなると行動が早いもので、すぐに貰いに行きました。

カードをもらうときに『ついでに家族の分もください』と言って、両親の分ももらっておきました。
どう考えても、親の方が先に死ぬ確率が高いですしね。
でも年寄りの臓器でも、使えるんでしょうか?

死んだ後なんて、もう自分の身体には用はないですよね。
火葬にして灰になるだけだし。
どうせ捨てるくらいなら、再利用して人の役に立った方が良いに決まってます。
時代はリサイクルですな。

母も結構合理的な人で、ほぼ同じ意見のようです。
自分の葬式もしなくて良いなんて言ってます。
火葬にするだけはして、骨も残らない程度に焼いて灰にして欲しいのだとか。
そしてその灰をエーゲ海に撒いてくれ・・・とは言ってませんでしたが、瀬戸内の海に撒くんだったかな?
沖縄だったかも知れませんが、どうせ死んだ後だから本人には分かりっこないです。
『ああ沖縄ね、分かった分かった撒いておくよ』
と適当に答えておく私。

それに反して父はやや保守的なのか、ちゃんとお墓に入りたいようでした。
臓器提供意思表示カードについて話していたときは、『そんな事はまだ考えてない』と逃げていました。
まだ考えないって言われても・・・死んでからじゃ考えられないんだよ?

この臓器提供に関する情報が知りたい方は、日本臓器移植ネットワークのホームページを見てください。
ここにはWebから直接、意思表示カードを申し込むこともできます。

ついでに骨髄バンク関連の話も見てみました。
臓器提供は『要らないものをリサイクル』程度なんですが、骨髄バンク提供となると『気合いの入った献血』という感じ。
それでも以前までは『ドナーは骨を削り取られる』なんて考えていたので、それに比べたら思ったより簡単・・・かな?
興味のある方は、こちらの財団法人 骨髄移植推進財団のページをどうぞ。