え?これは何?・・息をのんだその刹那に、その『牛』は、買い物かごへIN。
てっきり、牛丼がいとも簡単に出来上がるっていう、そんな『牛』かと思ったのだ。
『牛』って文字が強烈で、KALDIで何買ってきたん?って娘っこに聞かれても、
即答したのが『牛』!!。は?ってなってたけど、正体は”牛ごはんの素”。
ただ、頭の中ではすっかり出来上がりの画が、しっかり牛丼。
パッケージの写真なんて、何度も騙されてきたし、イメージだって分かってる。
しかし、これは完璧な牛丼過ぎないかしら?イメージで食べろと?
”具材たっぷり”は認めよう。ゴボウやにんじんは、その素材の質感そのままに、たっぷり入ってる。
お米2合を洗って、ザルにあげてしっかり水切り。そこに出汁ごと具材を投入。
築地魚河岸の青果門横の、”築地ばんや”っていうとこからの商品。
魚じゃないやんってちょっと思ったけど、青果も売ってるとこなのね。
いやいや・・・行ったこと無いし、まったく想像も付かぬ。
ただ、野菜はほんといい感じに、ゴボウはそのままの牛蒡だし人参もしかり。
その具材&出汁を洗った米に、ぶち込んで終わりって訳ではない。
その上に、砂糖を小さじ1杯。醤油を大さじ1杯混ぜるのだ。
きっと私が思うに、なんでそれらを、予め入れておかなかったのかって言うと、
味が付き過ぎる、色が変わり過ぎる、食感が変わってしまう。等々の諸問題があったのでは。
偉そうに言ってみたけど、うん、そうやろうね。って、娘っこ。
なんや、誰でも思いつく事だったのか。チッ・・・。
炊き上がり、ぶっほ!っと顔面に直撃する湯気が、炊き込みご飯時の楽しみのひとつ。
出汁っていうより調味料だわ。牛丼系の醤油と砂糖の、甘ったるい香り。
食欲がその門が、大きく開かれ牛丼を待ち受けている。だから、牛丼じゃないから。
うちは土鍋で炊いたから、そんなもの付いちゃいないけど、炊飯器の場合、
タイマーの使用、はたまた保温は避けろと注意書き。
やはり、この素材感が素晴らしい野菜の品質維持のためであろう。
もうね、買った時から、牛丼を食べるんだって事に、すっかり頭の中は支配されてるから、
しっかり、牛丼には紅生姜!これは必須アイテムなので準備もしたのだ。
まさかの炊き込みご飯とは思わなかったのだけど、醤油&砂糖だからさ、
紅生姜、普通に合うんだな。牛炊き込みご飯、美味しいわ~。
この辺で、やっとこさ、かなりクドく燻ぶっていたいた牛丼熱が醒めて素直に美味しく味わえた。
いや~。青果門横の築地ばんやさん、最高さ。ただ、精肉門は遠かったか?
細切れのビーフジャーキー体の牛肉の事も、もう、このご飯自体が美味しいから、
笑って、ちっちぇ!って許せてしまう。
いつもの食卓が、とっても幸せな、ほのぼのした空気に包まれた気がしたよ。
美味しかった~。これは、KALDIで売ってましたさ。紅生姜はご自分で準備の事。
それでは、築地ばんやさんの次回作も、楽しみに待っていますね。ご馳走様でした。