大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

高木和文先生と照明具 40年の時を経てふたたび。

2019年02月10日 | 東中学校
昨年夏の大垣市立東中学校昭和53年度同窓会の開催以来、恩師の高木和文先生との交流が多い。

ご自宅の改修工事を一人で手掛け、ビニール壁紙の材料をお分けして、接着剤・道具類一式をお貸しし、
施工方法などをご説明した。先生は何度か来店された。私も先生のご自宅を電撃訪問したりした。

今回は障子紙のお問い合わせをいただいた。

来年度、中学生に木と紙で照明具を作らせるという。

照明具。なつかしい。中2のとき高木先生の美術の時間で取り組んだ。

「今の子は紙を糊で貼るのも難しい。かたい素材を両面テープで貼れないだろうか」という問いだった。

「プラスチック系のワーロンシート0.2mm厚のものが最適です。サンプルがありますのでお渡しできます。
 当時作った照明具、今もうちにありますよ。」

「ええ~っ!!まだあるの??ぜひ見たいなあ!」

というわけで、またまた恩師のご来店となった。

当時の自分の部屋の本棚の一番上で雪のようにホコリをかぶった昭和52年に作った照明具を持ってきた。
ハタキと絵筆で丹念にホコリを取り除き、外れたパーツを木工ボンドで補修して高木先生のご来店を待った。

先生は40年くらい前の作品が健在であることに驚かれ、喜んでくださった。

「ここの狭くて難しいところ、じつは親父に貼ってもらったんですよ。」と白状すると

「ははは!そうだろうねえ!でも父親と一緒にやるのもいいもんだよ。そういう時間が貴重なんだよ。」と先生。

コーヒーを飲みながら、しばし昔話に花が咲いた。



ワーロンシートの資料一式をお渡しして検討していただくことになった。

「・・これ、借りていってもいいかなあ?」

「いいですとも!」

かくして40年の時を経て、作品はふたたび家の外に出た。

高木先生の授業の一助になれば光栄だ。


そしていまあらためて思うことは

中学2年3年と担任していただいた風変わりな美術教師だった高木先生と、今もこうして交流があること

リタイヤして相変わらずマイペースな先生と零細自営業のおっさんがフランクにお付き合いできていること。

とてもうれしく思う。







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