大垣の桜もあっという間に満開になりました。
昨日の午前の話。
お客様宅からの帰り道、ケータイが鳴ったので脇道へ入って軽トラを停めた。
電話が終わると、クルマの外にオイルのついた赤いツナギを着た、メガネにヒゲもじゃのおっさんが立っていた。
すぐわかった。
「久しぶり!健ちゃんやんか~!」
健ちゃんは東中の同級生。
彼の経営するバイクショップ「オートパレスKEN」の真裏に、たまたま自分が意図せず停めたのだった。
しばらく立ち話をした。
昔からこんなに饒舌だったか?と思うほど健ちゃんは次々といろんな話をしてくれた。
ヤマハがスクーターから撤退したね ⇒ いずれ日本から50ccはなくなる。50ccなんて日本だけ。
じゃスーパーカブも? ⇒ 当たり前。新聞屋さんも今はカブを減らしてるよ。若い子がよう乗らんで。
電動化していく? ⇒ バッテリーが弱い。距離が伸びない。まだまだこれから。
大垣もバイク屋さん減ったね ⇒ うちとレッドバロンくらいかな?うちは30年になるよ。
もう30年たつんや ⇒ いまは息子も一緒に働いてる。
すっかりバイク屋の頑固オヤジ的風貌の健ちゃんであったが、後継者がすでにいて、喜ばしいと思った。
しかし時代の波はきびしいようで、
ピーク時は年間300万台以上売れていた二輪車も今は30万台に落ち込んでいるとのこと。
原因は、私はよくわからないが、最近の若者のクルマ離れとつながっているようにも思う。
・公共交通機関の発達
・基本リッチでない
・二輪、四輪より興味のあるものがある
・めんどくさい
・ヘルメットがイヤ
・駐車場がない
・夏、暑すぎる などかなあ??
また健ちゃんはこんな話もした。
ビッグバイクは富裕層のもの。ヨーロッパでは昔からそう。
メーカーは、ガラス張りのでかいきれいなショールームで、スーツ姿の営業が対応して、
メットやウェアなどバイク以外のものも一式売っていきたい、みたいな雰囲気らしい。
・・小規模な街のバイクショップ・販売修理店にはマネできないな。
しかし長年の経験と技術が健ちゃんにはある。
大垣でオンリーワンになる日もそう遠くない。と思った。
もうひとつ、うれしかったのは、
健ちゃんの娘は小学校時代、健民少年団に入っていた。
その娘が先月、第一子を出産したとのことだった!
健ちゃんもじいちゃんか~。
おめでとう!