中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

自殺率低い地域の特徴を研究

2013年01月28日 | 情報
金曜日のブログ記事に関連するニュースを紹介します。

1月26日 NHKニュースより、
年間2万8000人近くに上る自殺を防いでいこうと、自殺率が低い地域の特徴を調べ、
予防に役立てていこうという研究を、大学の研究者たちが進めています。
この研究は、和歌山県立医科大学の岡檀講師が中心となって行われていて、
25日、徳島市で開かれたシンポジウムで、
これまでの研究結果が紹介されました。
岡講師は、「平成の大合併」前の市区町村の自殺率を調べ、全国でも特に低かった徳島県の旧海部町の特徴を、
住民からの聞き取りなどで調べました。

その結果、自殺率が高い地域に比べ、
悩みがあったとき、周りに助けるを求めることに抵抗が少ない、
近所づきあいが緊密すぎず、
立ち話やあいさつ程度のつきあいが多い、
人を人物本位で評価する人が多いなどの

5つの特徴があったということです。

岡講師は「”病(やまい)市(いち)に出せ”」といったことわざが伝えられていて、
問題があれば早く相談し解決しようとしている。また、緊密過ぎない緩やかな人間関係や、人物本位で人とつきあうことも、
自殺を防ぐポイントになるのではないか」と分析しています。
また、慶應義塾大学と協力して京都府でも、自殺率が低い地域の調査を進め、これまでの研究と併せて分析を進めていくことにしています。
岡講師は「自殺率の低い地域の特徴を探り、ほかの地域にも応用していくことで、
自殺の防止につながるよう研究を進めていきたい」と話しています。

岡 檀(おか まゆみ)さん
和歌山県立医科大学保健看護学部 講師
2009年慶応大学健康マネジメント研究科修士課程修了、2012年同博士課程修了
(参考)
http://www.pfizer-zaidan.jp/fo/business/pdf/forum18/fo18_6_03.pdf
http://gakkai.sfc.keio.ac.jp/foundation_pdf/09-06.pdf
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