令和2年(2020)患者調査(確定数)の結果が公表されました。
しかし、公表が新型コロロまん延の影響で1年以上遅れたことや、統計方法の変更があったことなどで、
経年比較が容易にできない状況です。
従って、詳細は専門家の分析・公表を待ちたいと考えます。
令和2年(2020)患者調査(確定数)の結果を公表します 厚生労働省
令和4年6月30 日
【照会先】政策統括官付参事官付保健統計室
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/20/dl/houdou.pdf
厚生労働省では、このほど、「令和2年患者調査(確定数)」の結果を取りまとめましたので公表します。
患者調査は、医療施設を利用する患者について、その傷病の状況などを調査し、
今後の医療行政の基礎資料を得ることを目的としています。
調査は3年ごとに実施しており、今回は全国の医療施設のうち、病院6,284 施設、一般診療所5,868 施設、歯科診療所1,277 施設を抽出し、
これらの施設を利用した入院・外来患者約211 万人、退院患者約104 万人が対象となりました。
なお、入院・外来患者は令和2年10 月の医療施設ごとに指定した1日、退院患者は令和2年9月の1か月間を調査期間としました。
令和2年調査については、新型コロナウイルス感染症の影響下であること、総患者数については推計方法の見直しを、
退院患者の平均在院日数及び在院期間については算出に必要な入院年月日に所要の対応を行っていることから
(3頁 「8 利用上の注意」(7)(8)参照。)、結果の活用にあたってはご留意ください。
【調査結果のポイント】
【推計患者数】
○ 入院・外来別にみると、入院121 万1千人、外来713 万8 千人となっている。<4頁 表1>
○ 傷病分類別にみると、入院では「精神及び行動の障害」23 万 7 千人、「循環器系の疾患」19 万 8千人、
「損傷、中毒及びその他の外因の影響」13 万5 千人、外来では「消化器系の疾患」127 万 1 千人、
「健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用」100 万 1 千人、「筋骨格系及び結合組織の疾患」90 万6 千人の順に多い。<6頁 表2>
【受療率(推計患者数を人口10 万対であらわした数)】
○ 入院・外来別にみると、入院 960(男 910、女 1,007)、外来 5,658(男 4,971、女 6,308)となっている。 <9頁 表4>
○ 年齢階級別にみると、入院、外来ともに 65 歳以上が最も高くなっているが、年次推移では低下傾向となっている。
令和2年(2020)患者調査(確定数)の概況 →註;すなわち、全体版です
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/20/dl/kanjya.pdf