先日、大船フラワーセンターに行った時に、展示場で、「サボテン・多肉植物展」を行っていたので、小一時間、時を過ごした。
造形がユニークで面白かったので、接写していたら、サボテン栽培が長いと言う年配の展示者が近寄ってきて、サボテンについて薀蓄を傾けてくれた。
普段なら、ほんの10分くらいいて、素通りするのだが、私自身も、多少ガーデニングにも趣味があるので、興味深く聞いていた。


種を蒔いてから茶碗くらいの植木鉢の大きさに育てるのに、20年くらいかかるらしく、気の遠くなるような話である。
枯らしさえしなければ、育つのだと言うのだけれど、盆栽もそうだが、私など、耐えられるはずがない。
サボテンは、砂漠に育っているので、それほど水をやる必要がないのかと思ったら、育つためには適度な水が必要だと言う。



花芽が出ていて、綺麗な株があったのだけれど、陽が当たらない室内なので、残念ながら、パッと開かない。
私などは、花の方に興味が行くのだが、趣味人になると、花が咲けば咲いたであって、育って行くサボテンの姿かたちが問題なのだと言う。
少数派の珍品が貴重なのは、当然であろうが、突然変異などで起こる奇形が、珍重されると言う。
貨幣やコインでも、刷り間違いや打ち間違いの不出来なのが、人気を呼ぶ、あれと同じで、希少価値の重要さであろうか。
貴重品種になると結構高いようで、争奪戦も激しいのだと言うのだが、どこの趣味の世界も同じようである。





何事もそうであろうが、趣味などが高じて、入れ込み過ぎると、穏やかではいられなくなる。
程ほどにしておくことだが、そこのところが難しい。
私など、例えば、椿が好きで、随分、銘花を集めて、庭植えだけでも3~40種類ほど植えて育てていたのだが、鎌倉に転居した時には、そっくりとそのまま残して来たし、バラも、結構、集めて育てて来たが、かなり、枯らしてしまっている。
サボテン愛好家の大変な奮闘と努力の話を聞きながら、私の場合には、その程度の入れ込み方であるから、平静を保ちながら、ガーデニングをやれているのだと、半ば、ホッとした気持ちになっている。
このサボテンが、高いのだと言っていた「花籠」である。
造形がユニークで面白かったので、接写していたら、サボテン栽培が長いと言う年配の展示者が近寄ってきて、サボテンについて薀蓄を傾けてくれた。
普段なら、ほんの10分くらいいて、素通りするのだが、私自身も、多少ガーデニングにも趣味があるので、興味深く聞いていた。


種を蒔いてから茶碗くらいの植木鉢の大きさに育てるのに、20年くらいかかるらしく、気の遠くなるような話である。
枯らしさえしなければ、育つのだと言うのだけれど、盆栽もそうだが、私など、耐えられるはずがない。
サボテンは、砂漠に育っているので、それほど水をやる必要がないのかと思ったら、育つためには適度な水が必要だと言う。



花芽が出ていて、綺麗な株があったのだけれど、陽が当たらない室内なので、残念ながら、パッと開かない。
私などは、花の方に興味が行くのだが、趣味人になると、花が咲けば咲いたであって、育って行くサボテンの姿かたちが問題なのだと言う。
少数派の珍品が貴重なのは、当然であろうが、突然変異などで起こる奇形が、珍重されると言う。
貨幣やコインでも、刷り間違いや打ち間違いの不出来なのが、人気を呼ぶ、あれと同じで、希少価値の重要さであろうか。
貴重品種になると結構高いようで、争奪戦も激しいのだと言うのだが、どこの趣味の世界も同じようである。





何事もそうであろうが、趣味などが高じて、入れ込み過ぎると、穏やかではいられなくなる。
程ほどにしておくことだが、そこのところが難しい。
私など、例えば、椿が好きで、随分、銘花を集めて、庭植えだけでも3~40種類ほど植えて育てていたのだが、鎌倉に転居した時には、そっくりとそのまま残して来たし、バラも、結構、集めて育てて来たが、かなり、枯らしてしまっている。
サボテン愛好家の大変な奮闘と努力の話を聞きながら、私の場合には、その程度の入れ込み方であるから、平静を保ちながら、ガーデニングをやれているのだと、半ば、ホッとした気持ちになっている。
このサボテンが、高いのだと言っていた「花籠」である。
