先日、久しぶりにブックオフに出かけた。
蔵書を売った時に、相当数の本を撥ねられて廃却され、残りも殆ど1冊10円で買い取られると言う屈辱を感じてから、足が遠のいていたのだが、近くを通ったので、何の気なしに最近どうなっているのと思って入ってみたのである。
店舗にもよると思うのだが、大分変っていたのにびっくりした。
本の過半が、1冊108円で売られていて、本来定価の半額で売られている普通のコーナーの本でも、安くなって500円とか300円の値札のついた本が並んでいた。
もう一つ変わったと思ったのは、本の質が良くなって、並んでいる本がかなり綺麗になったと言う感じである。
とにかく、ブックオフの本も、随分、安くなったと言うことである。
念のため、当日、1冊だけだが、読んでいなかったので買った本が、
ジェフリー・F・レイポート、バーナード・J・ジャウォルスキー著「インターフェース革命」 ランダムハウス講談社 定価 本体¥2500(税別)
2005年に、HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS から発効された学術書なので、古い本ではない。
新本同様の完全なる新古書で、これが、108円であるから、考えられない程安い。
売れる筈がないと言う値付けなのであろう。
帰って来て、インターネットを叩いて、AMAZONで検索したら、中古品 - 非常に良い が、1円、すなわち、送料257円を加えると、258円で買えると言うことで、この高級学術書は、日本では、商売にはならなかった、と言うことである。
皮肉にも、この本は、
”顧客接点の差別化なしでは もはや生き残れない”とするマーケティング、販売戦略の指南書なのである。
先日も神保町の古書店事情で書いたのだが、経済学や経営学、文化、歴史、社会学と言った社会科学系の新古書を売る古書店が、私の知る限り、1軒もなくなってしまった。
東京駅地下街の古書店も消えてしまい、歌舞伎座近くの古書店も大分前に店じまいしてしまって、行くところがなくなってしまった。
別に、3~4割程度安く新古書が買えたと言うだけのことなので、拘ることはないのだが、新聞雑誌などの書評や広告などで知った本は別にして、大書店とは違って、コジンマリした古書店では、集中して新本を見ることが出来るので、それに、売れないような高級な学術書が出たりするので、結構、良い本が探せて、重宝して来たのである。
昔は、電車の中では、多くの人が本を読んでいたのだが、今では、大半の人が、スマホやキンドル。紙媒体で活字を追っている人でも、雑誌や新聞を別にすれば、単行本を読んでいる人は、非常に少なくなってしまった。
近くの書店が、最近、店舗の半分を改装してビデオ店にしてしまったし、通っていた書店も、どんどん、店じまいをして消えて行くので、益々、インターネットのお世話になることが多くなって来ている。
いずれにしろ、私は、本から離れられずに生を終えるであろうが、孫世代にはどうなるか、本による文化だけは、大切にしなければならないと思っている。
蔵書を売った時に、相当数の本を撥ねられて廃却され、残りも殆ど1冊10円で買い取られると言う屈辱を感じてから、足が遠のいていたのだが、近くを通ったので、何の気なしに最近どうなっているのと思って入ってみたのである。
店舗にもよると思うのだが、大分変っていたのにびっくりした。
本の過半が、1冊108円で売られていて、本来定価の半額で売られている普通のコーナーの本でも、安くなって500円とか300円の値札のついた本が並んでいた。
もう一つ変わったと思ったのは、本の質が良くなって、並んでいる本がかなり綺麗になったと言う感じである。
とにかく、ブックオフの本も、随分、安くなったと言うことである。
念のため、当日、1冊だけだが、読んでいなかったので買った本が、
ジェフリー・F・レイポート、バーナード・J・ジャウォルスキー著「インターフェース革命」 ランダムハウス講談社 定価 本体¥2500(税別)
2005年に、HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS から発効された学術書なので、古い本ではない。
新本同様の完全なる新古書で、これが、108円であるから、考えられない程安い。
売れる筈がないと言う値付けなのであろう。
帰って来て、インターネットを叩いて、AMAZONで検索したら、中古品 - 非常に良い が、1円、すなわち、送料257円を加えると、258円で買えると言うことで、この高級学術書は、日本では、商売にはならなかった、と言うことである。
皮肉にも、この本は、
”顧客接点の差別化なしでは もはや生き残れない”とするマーケティング、販売戦略の指南書なのである。
先日も神保町の古書店事情で書いたのだが、経済学や経営学、文化、歴史、社会学と言った社会科学系の新古書を売る古書店が、私の知る限り、1軒もなくなってしまった。
東京駅地下街の古書店も消えてしまい、歌舞伎座近くの古書店も大分前に店じまいしてしまって、行くところがなくなってしまった。
別に、3~4割程度安く新古書が買えたと言うだけのことなので、拘ることはないのだが、新聞雑誌などの書評や広告などで知った本は別にして、大書店とは違って、コジンマリした古書店では、集中して新本を見ることが出来るので、それに、売れないような高級な学術書が出たりするので、結構、良い本が探せて、重宝して来たのである。
昔は、電車の中では、多くの人が本を読んでいたのだが、今では、大半の人が、スマホやキンドル。紙媒体で活字を追っている人でも、雑誌や新聞を別にすれば、単行本を読んでいる人は、非常に少なくなってしまった。
近くの書店が、最近、店舗の半分を改装してビデオ店にしてしまったし、通っていた書店も、どんどん、店じまいをして消えて行くので、益々、インターネットのお世話になることが多くなって来ている。
いずれにしろ、私は、本から離れられずに生を終えるであろうが、孫世代にはどうなるか、本による文化だけは、大切にしなければならないと思っている。