【ワシントン時事】米ホワイトハウスの警備を担うシークレットサービスのサリバン局長は3日、下院国土安全保障委員会で証言し、バージニア州在住の夫妻が招待を受けていないのにインドのシン首相の晩さん会に潜入した問題で、招待客のチェックを行っていたシークレットサービスの職員3人が休職処分になったことを明らかにした。
同局長は「ホワイトハウスに入る最初のチェックポイントで、所定の手続きが守られなかった」と指摘。ただ、夫妻を含む全員が入念なボディーチェックと所持品検査を受けており、大統領に危険はなかったと改めて強調した。 一方、夫妻は、同委員会での証言要請を拒否。このため、議会では証人喚問を求める声も上がっている。 12月4日12時1分配信 時事通信
アメリカのシークレットサービスって・・・実は・・・思ってたほど堅固ではなかった?・・・
先日、この報道があった時、多分、世界中の人が、改めてそう感じたに違いない。。
思い起こせば、昨年の暮れ、ブッシュ大統領への「靴投げ事件」があった時も、前代未聞の出来事として世界中が驚いた。しかしその内容はジョークにしてはキツ過ぎるものだった。。
そして今回。ホワイトハウス側は、プロでもないズブの素人夫妻を・・・意図も簡単にスルーさせ、パーティー会場に招き入れてしまった。。
アメリカは、過去に大統領の暗殺を受けた暗い歴史のある国だ。喉元過ぎて熱さを忘れられるようでは困る。。
言うまでもないが、アメリカの大統領は人類の命運をも左右する「核のボタン」を握っている人物だ。それほど重要な人物の警備にありながら、これほどにズサンだったとは・・・実に恐ろしいことである。。
議会が追求したくなるのも無理はない。。
今回休職となった三人のシークレットサービスが、相当に「ぶっ弛んでいた」のは否定しようもないが、彼らを易々と欺いたご夫妻の名演技もまた・・・オスカー賞ものだったに違いない。。
警備の盲点を教えてくれたと・・・褒めて懐の深さを示すべきか・・・はたまた詐欺師として怒りを露わにすべきか・・・大統領としての力量が試されている。。。\_(-_- 彡