は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

婿殿が逝かれる。。

2010-02-18 18:47:21 | ニュースから考える
時代劇「必殺」シリーズなどで親しまれた俳優の藤田まこと(ふじた・まこと、本名原田真=はらだ・まこと)さんが17日午前7時25分、大動脈からの出血のため大阪府内の病院で死去した。76歳。東京都出身。葬儀・告別式の日取りは未定。喪主は長男原田知樹(ともき)氏。
1962年から白木みのるさんとのコンビで主役を務めたコメディー「てなもんや三度笠」が大ヒット。「当たり前田のクラッカー」のフレーズで日本中を沸かせた。
「必殺―」で演じた同心、中村主水が当たり役となり、テレビドラマ「はぐれ刑事純情派」では人情味をにじませた演技が人気を集めた。
2008年、食道にがんが見つかったが、テレビ時代劇「必殺仕事人2009」で復帰。09年11月に肺の病気と診断され、出演予定だったテレビドラマを降板した。 (2010年2月18日13時55分 スポーツ報知)


う~む。また一人、味のある俳優が逝かれてしまった。残念なことである。。

藤田さんは、昨年亡くなられた落語界の円楽師匠と並ぶ芸能界きっての馬面として知られる。そのお二人が奇しくも昨年と今年の立て続けにお亡くなりになった。しかも享年は共に76歳。なんという馬面のご縁であろうか・・・

それにしても、当たり役となった「必殺シリーズ」では、ウダツの上がらない「同心」役と、非情な稼業に生きる「殺し屋」役を見事に演じ切っておられた。菅 井きんさんとの巧妙なやり取りもコミカルで楽しかった。あの独特な「ひょうきんなキャラ」は代わりが見当たらないだけに惜しまれてならない。。

そしてもう一つのヒット作となった「はぐれ刑事純情派」・・・こちらは20年近い超ロング作となった。「西武警察」のような派手なアクションもなく、「相 棒」のような緻密な推理もなかったが、犯罪の裏に隠された被害者と容疑者を取り巻く様々な人間模様が、人情織りなす形で良く表現されていて好感のもてるド ラマだった。。

安浦刑事の人情あふれる説得により、再犯を思いとどまる容疑者などを見せられると、涙腺の弱い私などは、それだけでボロボロになってしまったものだ。。(T。T)

昨年の5月から、我が国でも裁判員制度が始まった訳だが、一つの犯罪も、安浦刑事のように色々な角度から見ないと、本当の真実は見えてこないことを、この番組は良く教えてくれたような気がする。そういう面でも為になる良いドラマだった。。

それと合わせて思い出されるのが、安浦刑事扮する藤田まことさんと、居酒屋のおかみさん(眞野あずさ)との巧妙なやり取り。これもドラマを盛り上げる良い味付けになっていた。それらは後に「相棒」の中でも、うまく活かされている。。

朝日は、こうした番組を作らせると、他局にはマネのできない力を見せる。ぜひ追悼番組を企画してもらいたい。。

謹んでご冥福をお祈りする。。。(v_v)




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