同僚の男性をナイフで刺したとして、大阪府警浪速署は4日、殺人未遂容疑で、奈良県五條市木ノ原町、介護福祉士風谷篤紀容疑者(22)を現行犯逮捕した。男性は命に別条ないという。 同署によると、「偉そうで腹が立った。殺してやろうと思っていた」と話し、容疑を認めているという。 逮捕容疑は同日午前8時50分ごろ、勤務先の大阪市浪速区の特別養護老人ホームで、同僚の介護福祉士の男性(24)を切り出しナイフで刺した疑い。【時事通信 jiji.com 2009年7月4日(土)17:03】
容疑者によれば、犯行の動機として、「偉そうで腹が立った。殺してやろうと思っていた」・・・・と供述しているという。。
普通に考えれば、容疑者に “殺してやろう” とまで思い込ませるくらいだから、おそらくは、刺される方も、刺されるなりの、相当な言い方を繰り返していたのだろう。。
それにしても、一般的な傾向としてだが、どうも?介護の世界で働く人たちの多くは、性格がキツイ人が多いという話をよく聞く。もっとも?・・その位でないと?・・逆に務まらないほど、厳しい世界なのかもしれないが・・・
よく特養施設に介護人が集まらないといわれるが、その背景には、給与の安さもさることながら、むしろ、こうした事情が原因しているから?ともいわれる。厳しい人間関係に耐えられず、折れてしまう人も多いのではなかろうか。。
最近、パワハラが問題化されている。その是非については、おのおのの立場により大きく意見が分かれるところだろう。。
それこそ、昔なら、ガンガン罵倒しても?・・そこから逞しく這い上がってくるガッツあるヤツが多かったが、今は、全般的に温室育ちが多くなったセイか、体育会系でもない限り、ちょっとのことでも、心が折れてしまうようである。。
先ごろ、職場の上司が新入社員らを前にして、「一番気をつけていることは何か?・・」というネットアンケートを見たが、やはり口の聞き方だがトップだった。。
記事の被害者と容疑者は、上下関係にあったのか?否か?は定かではないが、少なくとも、経験の差はありそうである。。
昔、遥か学生時代のこと。クラスを見渡したとき、そこには性格の良いヤツ、悪いヤツが、適当に散らばっていた。クラスのような小単位で有っても、社会の縮図に変わりはなく、それらはまた、似たような割合で世の中にも分布しているのである。。
記事の事件は別にしても、兎角、若いヤツらの中には、ちょっとばかりの経験や技量を鼻にかけ、やたら、ひけらかしては偉そうにするものも多い。またそういうヤツは、どこに行ってもいる訳でして、ある程度は割り切って慣れるしかない。。
敷いて申せば?・・・モンスターを、さり気なくいなす?処世術を身につけるしかない。そして努力し、少しずつ力をつけて行けば?・・いずれ周りも認めてくれるようになり、いつの日か?・・そいつを超える日も来ようというものだ。その時は、立場が逆転である。。(^。^;)/~
徳川家康じゃないが、昔から「堪忍」の大切さを説く教えもある。「堪忍袋を首にかけ 、破れたら縫え 、破れたら縫え。辛抱する木に花が咲く」、色々なとこからの寄せ集めだが、この手の話、講談では良く出て来ますよね。。
おそらく、今の人たちにも通ずる話じゃないでしょうか?・・・記事を見ていて、ちょっと、そんな風に感じました。。。\_(-_- 彡