は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

拡大を続ける「アルセロール・ミタル」。。。。

2007-05-09 11:26:30 | ニュースから考える

フィナンシャル・タイムズ(FT)紙はウェブサイト上で、世界最大の鉄鋼メーカーであるアルセロール・ミタル(ISPA.AS: 株価, 企業情報 , レポート)(MTP.PA: 株価, 企業情報 , レポート)が、米オハイオ州を本拠地とする同業のAKスチール(AKS.N: 株価, 企業情報 , レポート)の買収を目指している、と報じた。 AKスチール株は8日、約9%上昇し、35.02ドルで取引を終えた。 FTは情報源を明らかにしていない。FTによると、買収額は最大で1株あたり40ドル、総額45億ドルになる可能性があるという。 アルセロール・ミタルの広報担当者は「憶測にはコメントしない」と述べた。一方、匿名のあるアナリストは、反トラスト法(独占禁止法)上の問題もあり、アルセロール・ミタルがそうした買収に乗り出すとは思えない、と話している。[ニューヨーク/ブリュッセル 8日 ロイター] 

先日もNHKが「アルセロール・ミタル」による脅威と警鐘を報じていたが、拡大を続ける「アルセロール・ミタル」が次に狙う「戦略的ターゲット」は、果たして「AKスチール」なのか?それとも?関係者ならずとも気になるところである。日本としても、その動向には目が離せない。。。

少なくとも?合併により「自社株」を上げ、更なる拡大を目指すという手法は、今日的には極めて「有り勝ちな」手法である。その意味では、かっての「ライブドア」騒動もまったく同じ構図だった。。。

だが民族的企業の「TOB防衛」を本気で考えるなら、一方で「自由競争」社会の「公平性」に配慮しつつ、しっかりとした「法の整備」をもって臨むことが「正当」な有り方であった。だがその現実を直視することなく、あのように「スケープゴード」にされてしまったことは、誠に「残念」としか言いようがない。。。

昔から「攻撃は最大の防御」とも言われている。「篭城」で勝った戦は無い。それ故。自らの「防衛」には、自分らも「拡大」を続け、外敵から迎え撃つだけの「力」を備えることが必要である。その意味でも、日本企業は、もっともっと「ビック」になり、自らの「株価」を上げて行く必要が有る。今後、国内企業間を中心に、更なる「合併」が進むのではないか?。。。

思えば?明治維新後、日本が「欧米列強」から守るため、「財閥」を容認し「富国強兵」を進めて来た歴史が有る。そのお蔭で日本は「自立」の道を保つことが出来た。今、日本が、引き続き「資本主義」「市場競争社会」で生きて行こうと考えるなら?これもまた避けては通れない「試練」と考えられる。その事をホリエモンは教えてくれていたのである。。。。



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