は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

水星の日面通過。。。。

2006-11-09 13:54:19 | ニュースから考える
水星が太陽と地球の間を横切る「水星の日面通過」と呼ばれる天文現象が9日午前、3年半ぶりに国内で観測された。 福岡市では午前6時45分ごろ、赤い太陽に、黒い点のように見える水星が重なった状態で日の出を迎えた。 水星は太陽を横切り、午前9時過ぎに太陽の右上に抜けた。 国立天文台(東京)によると、水星の日面通過が次に見られるのは、26年後の2032年。12年には、水星より大きな金星の日面通過があるという。【2006年11月9日12時22分 読売新聞】

今日は雲一つない秋晴れである。空を見上げれば?西の方に「有明の月」が、くっきりと見えていて、朝から、なにやら少し得した気分にさせられたものだった。テレビをつけると、記事にもある「水星の日面通過」が話題になっている。そこで、ふと学生時代の事が思い出された。。。

久々の「天体ショー」とは言え?「日食」などとは違い。墨を塗ったガラスや?色の付いた下敷きで眺めるレベルにはない。この場合は太陽の「黒点」観測と同じで天体望遠鏡に観測用の特殊なフィルターを装着しないと無理だ。昔は、その上で紙に投射したりして調べたものである。。。

もうかなり昔の事(中学の頃)だが、私立にいた私は「天文部」に在籍していて、毎日、校舎の屋上に設置した天体望遠鏡で観測していたのを懐かしく思い出す。そもそも?水星と太陽では比較にならない程、差が有り、太陽を横切るといっても「ホクロ」程度にしか?重ならないのは無論である。。。

日食などの発生を、事前に把握していたとされる諸葛孔明などは、人々が驚く様を横目に見て、政治的パフォーマンスに利用したとされる。凄いモンである。。。。


情けは人の為ならず。。。。。

2006-11-09 11:19:49 | ニュースから考える
小泉純一郎前首相は7日、自民党本部で開かれた衆参1回生議員の研修会「日本夢づくり道場」で、「政治家は常に使い捨てにされることを覚悟しないといけない。甘えちゃいけない。使い捨てが嫌なら国会議員にならない方がいい」と述べ、郵政民営化に反対し、離党した衆院議員らの復党に反対する一部議員を叱責(しっせき)した。小泉氏の後ろ盾を期待していた議員は、非情な「突き放し」にショックを隠しきれない様子だった。 小泉氏は、ミュージカルの話題でにこやかにあいさつを始めたが、中盤で突如、選挙の話題に切り替えた。 「握手やお酌をしているときだけが選挙じゃない。選挙民は日頃の行動から、この人は信用ができるかを見極めている」 さらにボルテージは上がり、「政治家は使い捨てを嫌がってはいけない。首相の私もそうだった。1回1回選挙で使い捨てられることを覚悟しないといけない」と断言。最後は「邪魔する人はたくさんいる。敵はあまたなり。いさぎよくそういう気持ちで頑張ってほしい」と締めくくった。 【産経新聞  Sankei Web 11/07 23:01】

選挙は戦(いくさ)だ。戦場で勝ち抜くためには?最後は自分の力に頼るしかいないことも事実。その非情なる現実を知らしめ、生き抜く為の「覚悟」を説く意味は大きい。ただその事と、造反議員の復党を是認する議論を、「糞・味噌一緒」にする事は絶対有ってはならぬ事である。。。

彼らは、郵政民営化の是非を問う選挙戦において、党の要請のもと、また小泉さんの説く「義」を信じ、勇気を持って臨んだ大切な同志ではある。その同志に、暖かみを以って激励するならイザ知らず??如何に正論とは言え?「選挙で使い捨てられることも覚悟しないといけない」などと、敢えて、あの場で述べる必要か何処にあったのか??私的には、今もって理解不能である。もっとTPOを考えての発言を期待したかった。。。

武士は「義」によって行動するものである。「筋目」はきちっと通すべきが道理と心得る。そうでなくば「武士の一分」が立たぬと言えまいか?今、彼らを見捨てたら?「武士」以前に「人の道」にも、もとると言うことになる。そのような事は断じてすべきではない。ひとたび「外道の道」に踏み込めば?「蜘蛛の糸」でもなければ?なかなか這い上がる事など叶わない。信用とはそれ程に大切なものである。。。

よもやとは思うが?「郵政民営化」の成否を人質に、造反議員の復党を迫る「バカ者」が党内に居るとは思いたくない。今回の小泉さんの発言は、何か、別なる深い意味が有っての事と推察される。何れにしても?新人議員の不安をイタズラに煽るような発言は控えられるべきが当然だ。万が一にも?党が彼らを「裏切る」事態があれば?それは取りも直さず?国民を「裏切る」ことに直結するものである。。。

どうか。小泉さんを始め、中川さん、武部さん等の、暖かいバックアップをお願いしたい。そして今後、何れかのタイミングを見て、彼等の「身の立つ」方法を示して上げて欲しいものだ。。。。