記事によれば今回、東京都は、深刻化する児童の自殺問題を受けて、都の教職員の処分規定の見直す通達を出した模様である。確かに毎日の様に起きている?スケベな先生のセクハラ事件。サディスティックな先生の陰湿な体罰。無気力な先生の職務放棄と、よくもまあ?これだけ可笑しな先生が出て来るものだな?と驚かされるやら?感心されるやら?の世の中になっている。そういった中では、ある種、こうした教師に対する「制裁的な流れ」も致し方ないものと考えられる。但し、その運用に当たっては、良く良く調べた上で、慎重にそして厳正に対応されるべきものと考えている。。。
私が敢えて「良く良く調べた上で」と注文を付けたのは??既に皆さんも良く「ご承知」の通りで、イカレているのは単に先生に限った事ではなかった。実はイカレた先生に負けず劣らずの?イカレたPTAやイカレた生徒が世の中に溢れ返っている現状があるからだ。しかも人口比的に考えるなら?むしろ?そうしたイカレたPTAやイカレた生徒の方が、イカレた先生よりも、数の上で遥かに上回っていると見て間違いはない。。。
その意味で、イカレたPTAやイカレた生徒たちが、世間を我が物顔に闊歩するなか、彼等の言い分だけを一方的に「鵜呑み」にしてたら?世の中メチャクチャになってしまう。それこそ教師の立場からすれば?冗談じゃない?とてもじゃないが?バカらしくてやってられるか?と、自発的に「リタイア」を希望する先生が、この先、急増することも考えられる。つまりは産婦人科の医師が激減しているのと同じく、教職員の減少も、同じ構図を辿る可能性が否定できないとして危惧される。。。
今、世の中で、「聖職」といわれる医師や看護士、そして教師たち。ところが?そんな彼らもまた、裏を返せば?傷つきやすい生身の人間である事に変わりはない。如何に聖職と煽てられようが?「志」だけではやっていけない現実の壁がそこにある。それを考えると?取り分け世の中の「垢」に染まっていない「若い先生」の間に、理想と現実のハザマで 『燃え尽き症候群』 が広まる可能性が否めない。そうさせない為にも?国としては、是可否でも彼らを「バックアップ」する体制を整えなければいけないと考える。でないと?この先、安倍政権が掲げる「教育改革」の指針がまとまっても??イザ!それを実行する段階において?理想が脆くも崩れ去る可能性が否定できない。それでは如何にもマズイだろう?。。。
そう考えると?教師に対する一方的な制裁論議ばかりではダメだ。時には疲れを癒す「アメ」も必要である。教育はこの国の将来を託す根幹である。血の通った「教育改革」を求めたい。東京都の決定を見て?ふとそんな思いが残った。。。