日産自動車は2008年にも中国で自社ブランドの小型トラックの生産に乗り出す。中国大手、東風汽車公司との合弁工場で車両重量1―4トン級のトラックを生産する計画だ。日産は世界規模で小型商用車事業を強化する方針を打ち出しており、需要拡大が見込める中国での現地生産に踏み切る。 中国生産する小型トラックは「アトラス10」。07年に全面改良する予定で、中国ではこの新型車を現地仕様にして生産・販売する計画だ。 (日本経済新聞社 NIKKEI NET 07/19 07:00)
このところのゴーンさんを見ていると、経営判断が一段と「ハデ」になった?印象が有る。日産を救った「V字回復」の実績を「引っさげて」の決断ゆえ、取巻きには「反対しにくい」環境が出来上がっているのだろう。。。
このところ。日産は国内業績も振るわず「販売計画」の見直しが迫られている。ゴーンさんの「カリスマ」的経営手腕にも「陰り」が見えて来た。そんな彼に取っては、新たなる戦略が急務になっている?のかも知れない。。。
戦国時代の「国盗り物語」ではないが、この世界も守りに入ったら?どこかに食われるしかない?。。まさに「弱肉強食」である。。。。
昔の日産は、輸出といえばCKDが中心で、KDがそれを補う環境にあった。勿論、当時は日産をはじめ、国内の主要メーカーは、既に多くの現地工場や、アッセンブリを主体とする合弁会社が多く稼動をしていたものだったが、当時はCKDに依る輸出ラッシュが、「日米貿易戦争」とまで言われたものだった。。。
それを思えば、ゴーン社長の率いる今日の日産は、まさに「グローバルカンパニー」を極めている。しかも先進国の需要が飽和状態にあり、原油高から限定されたパイの縮小も懸念される今、未知なる可能性を秘めた「中国市場」に力を入れる判断は当然かも知れない。。。
かといって?韓国企業のように?パーツの「高売り」で本国に利益を落とし、輸出先の中国の合弁企業には、意図的に利益を出させない「やり方」で節税を図る方法は、歓迎されないと思われる。。。
果たして?どうなります事やら?健闘を祈りたい。。。。