は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

三顧の礼??それともレッドカード??。。。。

2006-07-14 19:19:06 | ニュースから考える

北朝鮮のミサイル発射に対する国連安全保障理事会の制裁決議案の先行きが怪しい。安保理が採決を延期してまで期待した中国の北朝鮮説得工作は難航、延期を要請した中国はまたもメンツをつぶされたが、制裁決議阻止の方針は変えていない。 ミサイル発射に対する中国の怒りと憂慮は、国際社会以上のものがあった。社会主義の同盟国として経済的にも政治的にも支えてきた北朝鮮が、中国の再三の警告を無視、事前通告もなく発射を強行し、中国を国際的窮地に陥れたためだ。ある当局者は「裏切られた気分」と話し、指導者も憤りを隠していない。 しかし、中国は制裁決議には「北朝鮮の反発を招き逆効果」(唐家●国務委員)と最初から反対した。北朝鮮は「国際社会から叩かれ続け、孤立も恐れない」(中国外務省高官)し、さらに暴走する危険性が大きいというわけだ。 中国が制裁というレッドカードではなく、議長声明や非難決議というイエローカードを主張するのは、中国を含む国際社会共通の懸念である北朝鮮の核問題の解決こそ重要とし、それには6カ国協議の場で、北朝鮮と取引するほかないと考えているためだ。 制裁決議か議長声明かで各国の駆け引きが続き、中国は、「盟友」のロシアと手を組み、拒否権発動をちらつかせながら制裁案の採決を食い止めつつ、議長声明案をアピールすることに力を注いできた。キーワードは、国際社会の一致した懸念を表明し、北朝鮮を6カ国協議に復帰させることだ。 中国の議長声明案はこれまで3度提示され、その都度、北朝鮮非難が強まり、制裁決議案と表現上の違いはほとんどなくなった。「安保理の一致」が望ましいとの声が広がり、11日には声明案を先に採決、北朝鮮の出方によって制裁案を採決する「2段階方式」も浮上した。 しかし、もう一方の北朝鮮にミサイル発射凍結と6カ国協議復帰を応諾させる武大偉外務次官の説得工作は、全く進展していない。北朝鮮は、国際協調に軸足を置いた、中国の対応や胡錦濤国家主席ら指導者の発言に反発したに違いない。 中国の李肇星外相らと協議したヒル米国務次官補によれば、中朝協議で米国の金融制裁問題は論議されなかったという。北朝鮮側が中国の議長声明案非難に終始した可能性を示唆するもので、中国の北朝鮮懐柔策自体、重大な試練を迎えたようだ。 ●=王へんに旋   (産業経済新聞社 Sankei Web  07/13 02:01)

中国は北朝鮮に対し、既に「三顧の礼」を十分尽くしている。そこまでした中国に対し、今回も北はドロを掛けて返礼した。そこまでされて尚、姿勢を変えない理由とは?中国に取ってどんな「弱み?」が有ると云うのか?「卑屈さ」の原点を探りたい。。。

かって中国は、北朝鮮と共に一貫してアメリカを「覇権主義国家」として断罪して来た。しかし体制の元祖「ソビエト」は崩壊し、中国もまた経済の上では「資本主義」を導入し、これに成功を収めている。しかし中国の旧勢力等にとって?資本主義化の進む我が身が「こそばゆい」のか?それとも同盟国に対する、これが最後の「温情」なのか??今更、「反米」でもあるまいに?とは思いつつ?アメリカに対する新たなる「覇権主義」の勃興なのか?と疑念も湧く。。。

「窮鼠猫をかむ」の例えもある。追い込まれた国家が何をするか?油断は出来ないが、ここまで来たら?経済制裁は、もはや「時の流れ」である。むしろ北に対し「武力進行」に進ませない為にも?中国はここで「経済制裁」を支持し、それを以って再度、力強く北を説得して頂きたい。。。

世界も、そして日本も、真の平和を望んでいる事を、北にも「しっかり」分かって頂きたいものだ。それが北に取って「良い結果に繋がる」ことを知ってもらおう。。。

 


自由の「重み」を感じよう。。。。

2006-07-14 10:22:05 | ニュースから考える

隣人に全裸姿を見せるなど嫌がらせを繰り返したとして、京都府警亀岡署は13日、亀岡市南つつじヶ丘、無職障子俊雄容疑者(62)を府迷惑行為防止条例違反(つきまとい行為等の禁止)容疑で逮捕した。 障子容疑者は約10年前、風呂上がりに自宅の敷地を全裸で歩いていたのを隣人に注意されたのをきっかけに、嫌がらせを始めたといい、「注意されて腹が立った」と容疑を認めている。 調べでは、障子容疑者は5月18日から6月14日までの間、自宅から隣の自営業男性(48)宅を監視し、男性の妻(47)が2階の物干場に出るたびにバケツをたたいたり、どなったりしたほか、男性宅から見える位置にある自宅勝手口の通路付近を全裸で歩き回った疑い。(2006年7月13日19時39分 読売新聞)

「迷惑行為防止条例」ねえ。確かに、意識的にバケツを叩いたり、怒鳴ったりは該当するかも知れないが。。逮捕された住人も、全裸で歩いていたとは言え?飽く迄も「私有地」の範囲内での事ですからねえ。基本的な話として、この隣人の行為を見たくなければ?見なければ良い話である。ここは「公道」ではないのである。一々他人の私有地の出来事に「とやかく」ケチを付ける権利などは無い。。。。

このところテレビのワイドショーなどで全国の「ゴミ屋敷」なるものが、盛んに取り上げられるようになって来た。あれとて?程度の問題であり、それこそ著しい「異臭」を発していたり?「衛生上」の見地から、著しく近隣へ迷惑を及ぼしているなど、誰が見ても「迷惑行為」と感じられる様でなければ?容易く「公権力の介入」で規制するべきではない。。。

そもそも、こう言った「生活レベル」の話に、いとも簡単に「公権力」が入って来ること自体。極めて「危険な流れ」と感じない様では可笑しい。。お互いに「譲り合う」精神が薄れて来て、何かに付け、刺々しく「突っかかる」世の中になっている事に、私は些かの危惧を感じている。。。

それこそ木造アパートなどでは?ペットや子供の泣き声。夫婦喧嘩。イビキ。性行為の喘ぎ声etcと、ありとあらゆる迷惑が存在する。しかも?それを不快に感じるか?感じないか?は、人それぞれ。。個々人の主観に依っても?大きく異なるものである。。。

私は、人々の「マインドの世界」にまで、公権力が「十羽一からげ」的に介入してくる世の中は、凡そ、まともな?世の中ではないと思っている。。ちなみに私の子供の頃は、夏になると、大人も子供も、日中、タライに浸かり「行水」を楽しんだものだ。。今の風潮からすれば?何時の日か?そんな些細な事さえも規制されかねない?「危険」が忍び寄っている?気がしてならない。。。

「自由」とは掛け替えのない『宝』である。それを守ろうとすれば?国民の一人一人が、もっと『譲り合い』の精神に立たなければいけないハズだ。。人の主観は、まさに「十人十色」「千差万別」。。枠に嵌められないからこそ?「居心地の良い」世の中なのである。。いまこそ「譲り合いの精神」が求められている時代ではないのか?記事を見て、そんな印象を感じた。。。。