は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

「一点突破、全面展開」の破壊力。。。。。

2005-09-13 18:15:09 | ニュースから考える

今回の総選挙で「民主党」の敗因を、私なりの角度から考えて見ました。。。。。

【要因考察】

そもそも衆参に於ける「法案採決」に当たり「青票」を投じたところから、既に全ての「歯車」が狂い出していると申し上げたい。というのも「民主党」の中が「ガチガチ」の、筋金入り「反対派」議員で固まっている状況ならばイザ知らず? 実際のところは、自民党の法案と「枝葉末節」部に於ける「考え方」の相違はあっても?基本的な「郵政民営化」への「方向性」には、概ね「賛同」している議員も、少なからず存在していたと云う事実が有ります。ここをしっかり注目すべきでした。であれば、採決に当たり「党議拘束」を掛けた自民党に対し少数意見を切り捨てる「傲慢」な「やり方」だとして、あれほど「ボロクソ」に批判していた「民主党」なんですから、せめて自らの「議員」諸氏には「自由投票」を認めるべきで有りました

民主党は、当時、言葉の上では確かに「党議拘束」は「掛けていない」としていましたが?現実的にはそれに匹敵する「呪縛」を、しっかり掛けていたという事が「アリアリ」だった訳です。それさえなければ、ひょっとして?「法案」は「可決成立」していたかも知れないのです。そうすれば?そもそも「解散」も無かったし、その結果、実施された「総選挙」で「大敗」を帰する事も無かった訳です。それが「民主党」の「特殊事情」と云ってしまえば?それまでですが「言行不一致」から、「頼りなさ」を「見透かされる」ところなど、今ひとつ、国民から「信頼」を勝ち得ない基本的なる「弱点」なんでしょうね。。。。。 

②次に「ケンカ」の仕方そのものがなっていない。。。。。小泉さんの「郵政民営化」の是非を問う選挙という「分かり易い」キャンペーンを展開されたのに対し、「民主党」は、マニュフェスト選挙として、「てんこ盛り」の公約で、焦点が最後まで分散されていた。しかも、メディア各社の「世論調査」から、「改革」に賛成。「郵政民営化」に賛成の調査結果が伝わるや否や、民主党も自民党案と細部の違いは有れども「郵政民営化」の方向性は、同じであるとする旨を「岡田党首」が発表した。。。。。

国会の「採決」で反対しておきながら、選挙戦に入り「世情」を見て、取って付けたような「郵政民営化」賛成論を展開されるのも?如何なものだろう?今回の、岡田さんの取ったマズイ「対応」が、民主党の「墓穴」を決定的にした。それは単に「党」に対する国民の「信頼」を傷付けただけでなく、これで「骨の髄」から「郵政民営化」を唱えて来た「小泉さん」と、同じ「組み手」で「真っ向」勝負するハメに?。。。。。。 

相手の最も得意とする「組み手」に、誘い込まれ?それでも尚「戦える」と思ってしまった事自体が、そもそも「判断力」が欠如している証拠であると申さずにはいられない。正にこの時点で「勝負」有ったと見ていい。 。。。。

③民主党は、相手の政策と「論戦」を張るのではなく、小泉さんの「人格攻撃」的な論調が目立っていた?(社民党・共産党を始め、議席を落としたところは皆同じスタンス)これは日本人が、もっとも「キライ」とする姿勢です。反感を買うのは当然です。。。。。

④小選挙区、比例代表並立制の長所を、施行後、始めて?有効活用した?選挙ではなかったか?と思います。普段から小泉さんには「やっかみ」で、あまり良い評価をしない河野洋平さんですが、この点では、小泉さんの「感の冴え」「見事さ」に舌を巻いておられましたね?加えて、選挙区への候補者の配置も「さすが~」と唸らせるもので、小泉マジック?を絶賛された方も多いのではないでしょうか? 但し、次回選挙では、今回、各党も、しっかり勉強しましたので、同様な対応をきちんと取ると思われます。。。。。 (^-^)

⑤では、今回、どうすれば「上げ潮」の「自民党」と「五分の戦い」が出来るのか?と考えれば?基本的に②とは逆の展開に持ち込む作戦で行けば?或いは民主党に「勝機」の風が吹いたかも?しれない?小泉さんに「期待」を掛けている私としても、実のところ、選挙戦中、もし「民主党」が、これに気付き「対立軸」として掲げ、この部分を一本に絞って攻めて来たら?「自民党」と言えども、相当なる「苦戦」が強いられるだろうとして、内心相当な「危惧」を感じておりました。幸いにして気付かぬうちに「選挙」が終わってくれて大変「ホッ」としております。

それは自民党の小泉さんが、『自民党をぶっ壊しても、郵政民営化を成し遂げる』という「分かり易い」セグメントに、国民が「爽快感」を感じていたと気付けば、民主党としては、本来『社会保険庁をぶっ壊しても、年金問題を解決して見せる!』と、候補者全員が一丸となって「叫ぶ」べきでしたね。この一本で、押せば良かったのです。

岡田さんは、どちらかと云えば「玄人受け」する様な、複雑なる「公約」が「てんこ盛り」の「マニュフェスト」がお好きなご様子ですが?活字離れの進む「現代人」には、些か?「分かりにくい」という事だと思います。。。。。


感動を有難う!。。。

2005-09-13 10:33:42 | ニュースから考える

第44回「衆議院」総選挙。結果は「自民党」が圧勝した。単独300議席に迫る296議席を頂戴した。しかも、同じく与党「公明党」の31議席を併せれば、与党全体で実に衆議院定数の3分の2を上回る327の議席数を獲得する「歴史的」大勝利に終わった。

今回、小泉さんが国民に問いかけた「郵政民営化法案」の是非に、はっきりと「イエス」という答えで返した。これで小泉さんの「宿願」であった「郵政民営化」を成し遂げる事は、これで確実になった。おそらく、歴史に名を残す「総理」として、人々の記憶の中に、いつまでも生き続ける事になるだろう。本当におめでとうございました。

さて、 開票結果を受けてか?これまた「メディア」らしいな?と思ったが、気が早いと云うべきか?、或いは、様々な思惑が交錯しての事からか?小泉さんに「任期延長」を?との「議論」が早くも出始めている。勿論、今回は小泉さんの持つ一種の「カリスマ性?」が「歴史的」大勝利に貢献した事は、まったく疑う余地が無いところです。 私的にも、国民の信任を受けた小泉さんに「続投」して欲しいと云う「願望」は「強く」持っております。

しかしこの種の事は『急いては事を仕損じる』の例えも有りますし、現在の選挙「熱」が徐々に覚め、落ち着きを取り戻した一年後、小泉総理『続投』の気運が、引き続き「揺るぎ無い」ものと判断されれば?自ずと在るべき姿に向かって「動き出す」事は間違い有りません。従って、選挙に「大勝」したとはいえ?未だ「任期」を一年残しているこの時期に、敢えて「拙速的」に論ずべき「課題」ではないと、そう考えます。それこそ?今から来年の事を云うのは、『鬼が笑う』と申すべきものであります。

それよりも小泉さんにおかれては、今後、早急なる国会を召集され「郵政民営化法案」を一刻も早く成立されると共に、選挙直後から「尻を叩く」様で、些か恐縮であるが、待った無しに急がれる「構造改革」「財政改革」「年金改革」が目前に迫っている。祝杯に酔っておられる「時間」は残念ながら見当たらない。国民が小泉さんに与えた「力」を、今後如何なく発揮され「精力的」に、仕事に臨んで頂きたいと思います。特にこれからは「スピード」が「カギ」であると考えます。   是非とも、よろしくお願いしたい。頑張れ!ライオンハート!貴方なら出来る!きっと出来る!。。。。。