は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

アスベスト被害の救済。

2005-08-26 23:00:03 | ニュースから考える

政府は、アスベスト問題の関係閣僚会議を開き、労災の補償を受けられずに死亡した従業員や、労災の対象外である従業員の家族やアスベスト製造工場などの周辺住民で被害を受けた人たちを救済するため、新たな法律を制定する方針を決め、来年の通常国会への提出を目指すことになりました。 (8/26 NHK news)

早速、選挙効果?です。「選挙」風は、いろんな意味で「刺激」を与えますね?これまで、アスベストの被害について様々な角度から検証されてきました。アスベストの持つ優れた「特性」から、直接的、間接的に使用された範囲は、想像の域を遥かに超える広範囲の領域に及んでいます。しかも現行法では、新たな「アスベスト製造」は中止されているものの、既に様々に加工された「アスベスト関連製品」の製品在庫まで「使用中止」する義務を課せてはいない為、今尚「現在進行形」という「側面」も併せ持っています。

とは云っても「アスベスト被害」の中核は、何と言っても「アスベスト製造工場」関係者や、「アスベスト噴き付け」など、直接的に「アスベスト」を吸引していた「建築関係」や「造船関係」の方々が、主体になっているものと思われます。 それが、今日の「アスベスト被害への高まり」から、政府も、一転して「工場周辺住民」まで「範囲」を広げて「救済」をしようとする内容に変わって来た。それ自体は大変「結構な事」として多いに評価をさせて頂きたい。

ただ代表的な「アスベスト被害」と云われる「中皮腫」の発症は、吸引から30年余りと、著しく「長い事」から、発祥せず「寿命」を迎える方も、数多くおられるものと推察されます。そこに?未だに『アスベスト=中皮腫』を、「因果関係」として「確定」する?迄には至っていない理由が有ると思われます。この先、全国「建設従事者」の人数を思えば、それこそ?とてつもない数の「患者」が予想されるが? 統計がないのか?具体的な過去の「中皮腫」患者の数字が出て来ない。

改めて、過去の歴代内閣が「問題先送り」で「ぶん投げて」来た「罪」は計り知れないほど大きい事が分かる。小泉さん!どうか。アスベストの「処理技術」開発に向けた「国家プロジェクト」を立ち上げて頂けないでしょうか?「官民格差」の広がる?公務員「人件費」を「一割カット」するだけで、「巨大開発費」が、たちどころに捻出可能です。如何でしょうか?
頑張れ!ライオンハート!貴方なら出来る!きっと出来る!