は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

NHKの「日本のこれから(8/15)」を見て。

2005-08-17 21:19:09 | ニュースから考える

日中、日韓は、未だ「ギクシャク」とした関係が払拭出来ずにいる。日本人は、これらを、どう受け止めて、今後、どう向き合って行けば良いのか? NHKは「日本のこれから」という番組を通して視聴者に問いかけた。長時間による討論を通し、国家間による「歴史」に対する多様な「捉え方」「見かた」が改めて「浮き彫り」になった。番組では、これらの「違い」を「違い」と認め、今後、どう向き合い?進むべきか?をさぐる「試み」がなされた。

[心に残った発言(要旨)]

①今は未来の過去である。(⇒未来は今何をするかに掛かっている?)

②歴史の見方は一つではない。オーストラリアでは、あらゆる視点のある事を教えて個々に判断させる教育をしている?(アボリジニの文化を尊重する「お国柄」か。。)

③互いの文化を認め合う事がまず大事である。(ごもっとも。。。。)

④互いに、相手を「批判」する視点ではなく。”互い”に「自己批判」をして行く中で、今まで見えていなかった「視点」が見えて来るかも?。。。

⑤相手の事を考える以前に、まず自分の事を知るべきだ。(日本の歴史を正しく見る)

⑥日本は、アメリカやヨーロッパの視点でアジアを見ていないか?(アジアを見下し?欧米に?? )

⑦中国や韓国だけがアジアではない。(アジアは、タイ、ベトナム、インドネシア、インドなど多くの国で出来ており、アジアは広い。。。。)

⑧中国も日本も、相手の「教科書」を正しく理解していない。(日本は、まだ、現場による「教科書」の選択肢がある。でも選択肢の無い国も有る?)

⑨日清戦争では中国は日本に対し莫大な「戦争補償」を支払った。しかし先の大戦では中国は日本に「補償」を求めなかった。それは、悪いのは戦争を引き起こした一部の日本人(A級戦犯者)であるとし、日本人全体が「悪い」と見るべきではない。更に過度な「補償請求」は、そこの国民の新たな「恨み」を買う事となり?再び「大戦」へと導く危険が有る。(欧州の例を参考に。。。) だから「日本には補償を求めるべきでない」と、当時「毛沢東」は自国民に説明していた?という。それ故、「A級戦犯」が、今。尚、合祀されている「靖国」への「参拝」を認めれば、中国政府は自国民への「説明」に「整合性」を付けられなくなる。そこに配慮が欲しい。(??????。。。。)

⑩総理談話を「歴史観」の基調に考えるべきである。(罪深い?眉毛の村山?)

※私的には④番の意見が特に興味深く感じられた。確かにそう云う視点も有っていい。 (もっとも「お互いにせねば?何の意味もなし」。。。無論である。)