Photo and Occasional Thoughts

アウトドアが好きで写真が好きで 時々想ったことをお伝えできればと思います。

マドリード・リアリズム グスタボ・イソエ展に行ってきました。

2011-12-17 | 行事

 なかなか時間が取れず行けずにいました、磯江毅=グスタボ・イソエ展にやっと行ってきました。

 現代リアリズム絵画に鮮烈な足跡を残した磯江毅(1954-2007 大阪府出身)は、マドリード・リアリズムの巨匠アントニオ・ロペス・ガルシアから俊英画家として認められ、スペイン名「グスタボ・イソエ」として、国内外で高い評価を受けた彼の芸術の特性は、その透徹した写実表現につきます。 彼が描く人物や静物は単なる描写を超えてものが存在することの神秘性と崇高さすら漂わせています。(グスタボ・イソエ展パンフより)

 「表現するのは自分ではなく、対象物自体であると言う事です。 そのものが表現している姿から、どれだけ重要なエレメントを読み取り、抽出できるかということなのです。 角膜に受動的に映る映像を根気よく写す行為ではなく、空間と物の存在の中から摂理を見出す仕事だと思うようになったのです。 物は見ようとした時にはじめて見えてくるのです。」(「個展に際して」2004年4月磯江毅)

磯江独特の構図と光が、対象物に圧倒的な存在感と神秘性をおびて、見る者に迫ってきます。 残念ながら奈良県立美術館での展示会も明日18日には閉幕されてしまいます。 もう少し早く皆様にご紹介できていればと後悔しています。
(11.12.17)









奈良県立美術館。 朝が早かったからでしょうか、空いていました。




磯江毅のデッサンが一杯の、素敵なパンフレットをいただきました。




美術館を出ると登大路通りが賑わっています。 今日17日は春日若宮おん祭の「お渡り式」の日でした。
次にお渡り式の様子を少しだけご紹介しますね。