折角の三連休ですが、今朝は昨夜からの雨がまだ残り寒々としています。
こんな日は、よほど気合が入っていないとアウトドアーには出かけられませんので、サントリーミュージアムで開催されている国立ロシア美術館展を見に行きました。 昨年に招待券をいただいていたんですが機会がなく、引き出しに入れたままになっていましたがまだ間に合いそうです。
近鉄生駒駅からコスモスクエア行きに乗車し大阪港駅で下車、まだ少し雨の残る舗道をサントリーミュージアムへ急ぎました。 意外なほどの人の出で、入館するまでに30分あまりの行列ができており、最後列に並びます。 行列の原因は5階の入場口まで昇るエレベーターの順番待ちで、2基しかなく効率が悪いようです。
国立ロシア美術館は1898年ニコライ2世のときに、サンクトペテルブルクのミハイロフスキー宮殿にロシア初の国立美術館として誕生し、40万点のロシア美術のコレクションを誇っています。 本展では厳選された油彩85点と彫刻・工芸あわせて約100点の作品が展示されています。
素晴らしい作品の数々の中で、イヴァン・アイヴァゾフスキー作の「アイヤ岬の嵐」にはそのスケールの大きさと、激しい海の表現に圧倒されます。 又一方、クラムスコイ、レーピン等の時代に翻弄されていく民衆や貧民・農民の生活を生々しく表現した作品には、思わず立ちすくんでしまいました。 残念ながらロシア美術館展は14日までですが、久しぶりに心に残るインパクトの大きい美術展でした。
(08.01.12 撮影 SONY DSC‐W30 使用)
館の外まで行列ができています、やっと館内へ。
ユニークな外観のサントリーミュージアム。
何代目でしょうか、太平洋一人ぽっちの堀江謙一さんのマーメード号が置いてありました。 機能的なデザインですね。
広場の足元にはあっちこっちへのサインが。
ご存知海遊館です。