
フェアバンクスに到着です。この街も基本的に深緑と黄色でできています。このツートンカラーがわたしにとってのアラスカの色となりました。
この電気も水道もないタイガの森を買って、ログハウスを建て、暮らしている日本人家族がいます。


今回の旅でお会いするのを楽しみにしていた、写真家兼ネイチャーガイド業を営む河内牧栄氏の手作りログハウスです。


これがご本人。ガイド業、執筆業、そして撮影の合間に、家を建てたり、まきを切ったりと、なんでも自分の手でこなすスーパーマンです。冬の間にかかせないまきストーブのまきも、自分の森から自分で切り出し、乾燥させ、自分でまき割りをするのです。すごい重労働です。家からその後ろに建設中のオーロラキャビンへ続く道の一部もスコップ一本で120cmほどの斜面を幅3mほど掘り出して作ったのだとか。土をほることがどれだけ大変か、去年の田んぼ作りで経験しているだけに、腰が抜けるほど驚きました
森の中の一軒家に暮らすというのは、想像以上に生易しいものではないのです!!!

私たちの目の前で、まきを割って見せてくれた時に出たスプルースの木端です。図々しくサインをもらいました(笑)
なぜ彼を訪ねることになったのかというと、フェアバンクス1日目のオーロラツアーはこの河内氏に案内をお願いしたのです。夜の10時過ぎにホテルでピックアップしてもらい、車で45分ほどの彼のログハウスに連れて行っていただきました。そこでオーロラを待つ間に家や建設中のオーロラキャビンを見せていただいたり、ここでの生活を一部実演付きで教えていただいたり、PCでアラスカのさまざまな画像を見せていただいたりしました。


サインをしてくれている河内氏。そしてPCを見ながらアラスカの話を聞いているところです。電気は通っていませんが、実際には自家発電で電気を使うことは可能です。この日は気分を出すためにランタンを灯していただきました。ランタンの明暖かくそして初対面である我々の緊張をあっという間にとりさってくれました。この日はわたしたちの他にもバンクーバに出向中の青年もツアーに参加していました。うるさいおばさんたちでゴメンナサイ(笑)

北極圏にある山でみつけたサンゴの化石だそうです。北極にサンゴ!! 「あれっこんなところにサンゴの化石が~♪」って歌いたくなりました。←超うちわネタですすみません(汗)
残念ながらこの日、オーロラは非常に微弱なうえ、天気もぱっとしませんでしたが、何とも貴重な時間を過ごすことができました。
本来なら湖面に映るオーロラをバックに記念撮影の予定だったのですが、願い叶わずです。しかし、その湖へと車で移動した際、水際で狩りをする1羽のキンメフクロウを目撃しました。なかなかレアなのだという話に嬉しくなります。フクロウはフロントガラス越しの目の前で、とらえた魚をつついたかと思うとあっという間に丸呑みして見せました。すごすぎっ!
オーロラの出現に後ろ髪をひかれつつ、ホテルへ帰る時間となりました。そして、その道中、これまで空一面を覆っていた雲が一気に消え去りました。あっという間の出来事でした。そして、微弱ながらオーロラ出現です!!肉眼では薄ぼんやりとした明るい白い雲にしか見えません。河内氏のかっこいいカメラで記念撮影をしていただきました。その写真は後日郵送されてくる予定です。オーロラをバックに我々がばっちりと写っているはずです。楽しみ~♪
河内氏のHPは「ネイチャーイメージ」で検索ください。素晴らしい写真がいっぱいです。
→ アラスカ旅行記8「ツンドラハイキング」へ続く