日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ハブ空港って・・・

2010-07-19 18:07:08 | アラカルト
昨日、友人に誘われ知多半島へ出掛けた。
途中、最近人気となっている「地産・地消」のお店に寄り、野菜をいくつか購入。
このような「地産・地消」のお店が人気となっているのは、やはり「新鮮・作り手が分る」など「安心・安全」を求める生活者が増えてきているからだろう。
昨日も、大人気で店内が多くの人で溢れ返っていた。
ただ、このようなお店は「生産者直売で安い」と思っていらっしゃる方も多いかも知れないが、総てが総て安い分けではない。
生産者である農家も、「市場」を意識しているのだ。

のんびり知多半島をドライブをし、買い物をしたりしていたのだが、「実は、セントレアに行った事が無い」と、友人に話すと「それなら!」というコトで、開業5年にして初めて「セントレア」に行った。

ご存知の方も多いと思うのだが、「セントレア」が開業した時「単なる空港ではなく、遊びや買い物、食事が楽しめる空港」という考えがあった。
そして、現在でも「空港」を利用するだけではなく、食事をしたり、買い物をしたりするお客さんが数多く来ている。
今回の私も、そんな「買い物客の一人」だったわけだ。

そんな「セントレア」内を歩いて・見て、思ったことがある。
それが「ハブ空港って?」というコトだ。
日本には、成田や羽田だけではなく、「ハブ空港を目指して」建設された空港が、いくつかある。
この「セントレア」も、確かその一つだったと記憶している。
しかし残念ながら、開業当時就航していた航空会社のいくつかは撤退し、海外の航空会社の利用は数少ない。
このような傾向は、「セントレア」だけではないのかも知れないのだが、もしかしたら「ハブ空港」を造り過ぎたのでは?という、気がしたのだった。

「ハブ空港」は、海外から国内空港へ移動するための「中継地点の空港」というのが、本来の目的なのではないだろうか?
とすれば、「国内空港へアクセスが便利な場所」というコトが、ポイントになるのでは?
ところが、何となく「都市部に近い所に大きな空港を造る=ハブ空港」という感じで造られてしまっているような気がしたのだ。

国内の空港については、JALの撤退が相次ぐことで、改めて「本当に必要な空港だったの?」という疑問が出てきている。
「日本のお粗末な航空行政」と言ってしまえばそれまでだが、今からでも「ハブ空港と地方空港」という関係や、海外からのアクセスとしての空港の利便性というものを、もう一度考える時が来ているのではないだろうか?

と同時に、「日本の地方文化の素晴らしさ」を、地方自体が考え・伝える努力をしなくては「東京と京都が、日本の観光地」になってしまい、「ハブ空港と地方空港の関係」も意味のないモノになってしまうのでは?と、セントレア内をウロウロと歩きながら考えていた。









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