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甘利さんと宮崎さん、どちらが政治家として問題なのか?

2016-02-15 15:27:25 | 徒然

今日、安倍さんが異例の謝罪をしている。
毎日新聞:宮崎議員辞職へ:安倍首相「非常に特殊な例、申し訳ない」

確かにこれまでも、女性がらみのスキャンダル議員さんはいた。。
でも、議員辞職をした議員さんというのは、記憶にない。
その昔「大物政治家」と呼ばれた議員さんの中には、女性を囲い(いわゆるお妾さん)、お子さんまでいらっしゃった方がいた。それも一人や二人ではなかったような気がする。
そう考えると、この宮崎さんという議員さんは、辞職するほどのコトだったのか?という、気がしてくる。

おそらく辞職に追い込まれた大きな理由は、「イクメン気取り」で「国会議員の育休取得」を言い始めたのに、その実「イクメン」どころか「女癖の悪い男」だった、ということが露見したからだろう。
「女癖が悪い」コトと、「イクメン」を同列で考えるコトもどうなのか?という気がしないわけではないが、世間的には「イクメン=家族思いで優しい男性」という、イメージがあるコトを考えれば、「女癖いが悪い男が、そんな政策をいうこと自体、おかしいだろう。自分のコトを顧みてからモノを言え」という、反発があっても仕方のないコトだと思う。

そしてこの宮崎さんという議員さんは、「話題の中心にいる自分が大好き!」というタイプなのでは?という気がする。
「育休発言」にしても、安倍さんが「一億総活躍社会」などを、言い始めた直後にあったような気がする。
ここ2,3年、自治体の若い首長さんの中には「育休宣言」をし、実際、数日~1、2カ月ほど「育休」を取られる方もいらっしゃった(議会が休会中の時が、ほとんどだったように記憶している)。
そのような流れの中で「イクメン宣言をする自分は、かっこいいな~」というイメージが、好きだったのでは?という印象がある。
というのも、妊娠⇒出産までの時間は、「十月十日」と言われるくらいの時間がある。
奥さんである金子議員のお腹が随分目立つようになってから、いきなり「国会議員も育休を認めるべき」と、言い始めたところで、多くの人は「なんだかな~」と、共感するコトができなかったのではないだろうか?
その挙句、出産間近の奥さんをだますように、自宅に女性を連れ込む・・・というのは、奥さんとしては怒り心頭どころの騒ぎではなかったと思うし、スキャンダルが出た時点で多くの女性から嫌悪されるコトになったのは、仕方ない。
しかし、政治家として法に触れたわけではない。
どちらかと言えば、「家族の問題」だと思う。

一方、大臣を辞められた甘利さんの場合「贈収賄」という、事件性のある理由で大臣を辞められている。
どちらかと言えば、甘利さんのほうが議員辞職をしても、おかしくはないのでは?
にもかかわらず、宮崎さんの「不倫」という話題で、すっかり甘利さんのコトなど忘れ去られてしまった感がある。
本来であれば、メディアを含め継続的に甘利さんの問題を追及する必要があると思うし、事件の解明を進めるような動きがあっても良いと思う。
にもかかわらず、「甘利さんが大臣を辞めたのだから・・・」という、責任を求めないような雰囲気になってきているのは、いかがなものだろう?

メディアはスキャンダルな話題へと流れやすい部分があるのは、ある意味仕方のないことかもしれない。
でも「問題の本質と社会的重要性」を見極めた、世論づくりをする必要があると思うのだ。

お知らせ:明日からしばらく、帰省のためお休みをします。
     週明けには、再開する予定です。




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