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女性マーケターから見た日々の出来事

テレビ番組が無くなる日・・・

2011-09-28 12:46:06 | ビジネス
今日、新聞の下に掲載されている書籍広告に、ややセンセーショナルなタイトルの本があった。
「テレビは余命7年」という本だ。
近所の書店で見かけたコトが無いので、本そのものは読んでいない。
読んでいないのだが、そのタイトルのセンセーショナルさと著者がホイチョイ・プロダクションズらしい、と言う点でとても興味が湧く。
と言っても著者名は「指南役」となっている。

この指南役として登場しているホイチョイ・プロダクションズだが、現在40代後半以上の方にとっては、懐かしい名前だと思う。
名前は知らなくても、少なからず影響を受けた方は、多いのではないだろうか?
バブル真っ盛りの頃、「私をスキーに連れてって」という映画があった。
それを企画したのが、ホイチョイ・プロダクションズだったのだ。
ほかにも、マンガ「ビックコミックスピリッツ」で「気まぐれコンセプト(通称:気まコン)」を長期連載しているはずだ。
10数年前まで、「スピリッツ」を読んでいた頃は、仕事のタネ(=発想にピント)として使わせてもらった記憶がある。

元々は、大手広告代理店などに勤務するサラリーマンが、学生時代の友人たちと始めた「サークル」の様な集団だったと思う。
その後、一つのプロダクションとなったようだ。
そんな彼らだからこそ、テレビそのものが大好きで、テレビ番組に携わる様なコトも多かったはずだ。
その彼らが「余命7年」と、言い切ってしまうことに、今のテレビ番組の問題を感じるコトがある。

そして、NHKの受信契約の解約が後を絶たない様だ。
「受信契約の解約」というのは、NHKだけの問題というよりも「テレビ局全体」の問題のような気がする。
なぜなら「受信契約を解約する=テレビそのものを見ない」というコトだからだ。
NHKの番組がおもしろくないから解約するのでは無い。
NHK・民放関係なく「(テレビを)見たいと思わない」から、受信契約を解約するのだ。
拙ブログに時折コメントをくださるマーケターの大西宏さんは、9月26日付のブログで、薄型テレビの付加価値をあげようとするとたどり着くことと言うエントリをされているが、受像器としてのテレビはまだ何とかなると思う。
なぜなら、受像器としてのテレビはBSやCSなどの見たい専門チャンネルを受信するツールとしての役割があるからだ。

一方、テレビ番組はその受像器に対する「コンテンツ」を提供している。
いくら画像や音響が良くても、「コンテンツ」として魅力がなければ、どうしようも無い。
「魅力的な番組を作りたくても、経費の問題で作れない」と言うコトを時折聞くのだが、「魅力的な番組とは?」と言うところから、考え直していく必要があるのでは?
「テレビっ子」と呼ばれた私たち世代は、テレビがおもしろくない、と言うコトに残念な気がしているのだから。



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