先週末から、「オリンピック・ロンドン大会」が始まった。
百貨店や大手スーパー、東急ハンズなどに行くと「テレビでオリンピック観戦、応援グッズ」の様なコーナーが設けられている。
その応援グッズも、実に様々。
節電対策を兼ねた冷感タオルや水筒、ポテトチップスを食べるとき便利な(?)、シリコン製のピンセットの様な菜箸などなど、「オリンピックと関係あるの?」と思うよな商品まで、販売されている。
売り場には、オリンピック?と言うよりも開会式で登場したポール・マッカートニーさんにちなんで、ビートルズの曲が流れていたりしている。
ただ、立ち止まって手に取るお客さんは、ある程度いらっしゃる様だ。
いわゆる「オリンピック商戦」と呼ばれるモノだが、その「オリンピック商戦」の波に、乗れていない業界が有るらしい。
家電業界だ。
過去のオリンピック開催時には、テレビや録画機器などが売れ、「オリンピック商戦」を支える原動力となったが、今回ばかりは違うようだ。
理由は、ご存じの通り昨年実施された「地デジ化」。
「地デジ化」とその前の「家電エコポイント」で、多くの家庭では、テレビの買い換えが終わってしまっている。
業界としては、ロンドンとの時差を考え、録画機器も考えていた様だが、昨年の「地デジ化」に合わせて、「外付けHDDテレビ」という機種が相当売れたコトもあり、今更ブルーレイなどを買い足すと言うお客さんは、そう多く無いようだ。
実際、オリンピックが始まる前と始まった後の家電量販店の売り場に、さほど大きな変化はみられない。
休日の家電量販店のテレビを含む映像機器の売り場は、想像以上に閑散としている。
中には、冷房の効いた店舗で大画面のテレビの前で暫く涼みながらオリンピックを楽しんでいる方の姿もあるが、端から見ていると「テレビを買いに来た」と言うよりも「涼みにきた」という印象だ。
しかし、家電業界としては「オリンピック商戦」にやや期待をかけていたようだ。
週末に折り込まれる新聞のチラシを見ても、「オリンピックを大画面で!」というコピーとともに、「大型テレビに買い換えるチャンス」という文字も踊っていた。
確かに、コレまでの主流であった32型よりも40型クラスのテレビのほうが、迫力ある試合が楽しめるだろう。
でも、今の社会状況を考えると、買い換えそのものが難しいのでは?
コレまでの「オリンピック商戦」で、それなりに売れたからといって、今売れるのか?と言うと、やはり難しいと判断するのが、当然だろう。
昨年の「地デジ化」とその前の「家電エコポイント」という、大きな需用があったと言うコトだけでは無く、実際オリンピック中継を、見ている人がどれだけいるのか?と言う点でも、やや疑問なトコロがあるからだ。
テレビそのものを見ない人たちが増えた、と言うこともあるが、テレビの前でゆっくり見られると言う人そのものが、減ってきている様な気がしているからだ。
自分の興味のある試合は見るが、それ以外は見ない、と言う人も案外多いのでは?
日本人の大好きなオリンピックといえども、生活者の意識の変化を捉えなくては「オリンピック商戦」という言葉だけでは、売れない時代になってきているのだと思う。
百貨店や大手スーパー、東急ハンズなどに行くと「テレビでオリンピック観戦、応援グッズ」の様なコーナーが設けられている。
その応援グッズも、実に様々。
節電対策を兼ねた冷感タオルや水筒、ポテトチップスを食べるとき便利な(?)、シリコン製のピンセットの様な菜箸などなど、「オリンピックと関係あるの?」と思うよな商品まで、販売されている。
売り場には、オリンピック?と言うよりも開会式で登場したポール・マッカートニーさんにちなんで、ビートルズの曲が流れていたりしている。
ただ、立ち止まって手に取るお客さんは、ある程度いらっしゃる様だ。
いわゆる「オリンピック商戦」と呼ばれるモノだが、その「オリンピック商戦」の波に、乗れていない業界が有るらしい。
家電業界だ。
過去のオリンピック開催時には、テレビや録画機器などが売れ、「オリンピック商戦」を支える原動力となったが、今回ばかりは違うようだ。
理由は、ご存じの通り昨年実施された「地デジ化」。
「地デジ化」とその前の「家電エコポイント」で、多くの家庭では、テレビの買い換えが終わってしまっている。
業界としては、ロンドンとの時差を考え、録画機器も考えていた様だが、昨年の「地デジ化」に合わせて、「外付けHDDテレビ」という機種が相当売れたコトもあり、今更ブルーレイなどを買い足すと言うお客さんは、そう多く無いようだ。
実際、オリンピックが始まる前と始まった後の家電量販店の売り場に、さほど大きな変化はみられない。
休日の家電量販店のテレビを含む映像機器の売り場は、想像以上に閑散としている。
中には、冷房の効いた店舗で大画面のテレビの前で暫く涼みながらオリンピックを楽しんでいる方の姿もあるが、端から見ていると「テレビを買いに来た」と言うよりも「涼みにきた」という印象だ。
しかし、家電業界としては「オリンピック商戦」にやや期待をかけていたようだ。
週末に折り込まれる新聞のチラシを見ても、「オリンピックを大画面で!」というコピーとともに、「大型テレビに買い換えるチャンス」という文字も踊っていた。
確かに、コレまでの主流であった32型よりも40型クラスのテレビのほうが、迫力ある試合が楽しめるだろう。
でも、今の社会状況を考えると、買い換えそのものが難しいのでは?
コレまでの「オリンピック商戦」で、それなりに売れたからといって、今売れるのか?と言うと、やはり難しいと判断するのが、当然だろう。
昨年の「地デジ化」とその前の「家電エコポイント」という、大きな需用があったと言うコトだけでは無く、実際オリンピック中継を、見ている人がどれだけいるのか?と言う点でも、やや疑問なトコロがあるからだ。
テレビそのものを見ない人たちが増えた、と言うこともあるが、テレビの前でゆっくり見られると言う人そのものが、減ってきている様な気がしているからだ。
自分の興味のある試合は見るが、それ以外は見ない、と言う人も案外多いのでは?
日本人の大好きなオリンピックといえども、生活者の意識の変化を捉えなくては「オリンピック商戦」という言葉だけでは、売れない時代になってきているのだと思う。