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岸田首相が、自民党を壊すかもしれない

2023-12-01 22:11:24 | 徒然

岸田政権の支持率低下が止まらない。
報道各社が実施する「内閣支持率」の調査では、最新支持率が発表される度に「前回よりも〇ポイント低下」という言葉が、当たり前のようになってきた。
おそらく、自民党政権下で一番低い内閣支持率だったのは森喜朗さんの時だったと思うのだが、森さんの時には、森さん自身の数々の失言と反省無き謝罪が重なり、内閣支持率を下げる結果となっていたような印象がある。

しかし、「増税メガネ(最近では、それよりも酷い言葉を使われているようだが)」と岸田首相は揶揄され、様々な政策を打ち出すも全く支持率アップには繋がっていない。
森喜朗さんのように、ある意味原因が分かりやすく、単純なモノであれば、岸田首相も次の手を打つことを考えられるのだろうが、次々と打ち出す政策が全て空振り。空振りどころか有権者から批判をされる、という事態に陥っている。
「もはや、岸田首相の打つ手なし」という、印象を自民党そのものが感じているのでは?と、言う気がしている。

そのような暗い話題の最中、今度は「裏金疑惑」が浮上した。
しかも、その裏金と言われている額が一番多いのが、故安倍首相の派閥だ。
毎日新聞: 「また安倍派か」裏金疑惑、火種抱えた首相 5人衆は説明避ける 

安倍派というよりも、故安倍首相は戦後で一番の長期政権を握っていた。
その母体となったのは、いわゆる「安倍派」と呼ばれる派閥だ。
この「安倍派」が、自民党内で金と発言力があったからこそ、長期政権を維持するコトができたのだろう、ということは暗に想像することができる。

その安倍首相が亡くなり、岸田首相になったとたん自民党内の醜聞が出るようになってきた(気がしている)。
党内の醜聞が出やすい状況になっている、ということは自民党そのものの結束力というのか、自民党としての方向軸がぶれ始めている、とみてもよいのでは?ということなのだ。
言葉が悪く、スキャンダラスな表現ではあるが「自民党の内部崩壊が始まった」という印象すら受けるのだ。

その背景にあるのが、岸田政権と岸田首相に対する国民の支持の無さだろう。
これまでも「首相」と呼ばれた人物に、揶揄するようなあだ名が付くコトは何度もあったが、岸田首相ほど直接的なモノはなかったような気がする。
内閣支持率が低迷し続ければ、党内の影響力は低下するだけではなく、様々な政策の推進力も落ちてしまう。
まして岸田首相の繰り出す「国民の為の政策」そのものに、思いつき感しかなく、具体性に欠ける。
何よりもその政策を実施するための原資は?という根本的な話題をふっても、回答はないに等しい。

今回の自民党裏金疑惑」が、具体的な金額や金集めと帳簿等に未記載+対象申告をしてない、ということが次々と出てきてくるということは、かつてのような「先生に迷惑を掛けない為に墓場まで政治の闇を持っていく」ような、秘書さんがいなくなり、議員自身の政治家としての資質の低下のようなことが、重なり合って自民党の醜聞が出てきたような気がしている。
そのような党内の雰囲気を作りだした、岸田首相は自民党をぶっ壊すような気がしている。