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笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
新アドレス→http://hana58.hatenablog.com/

華大さんの優勝について 思うこと

2014年12月17日 | テレビ
博多華丸・大吉という漫才師

今年のチャンピオンか
としみじみ
おふたりのことを考えていた。

記憶の引き出しに入っている情報が多すぎて
整理ができない
というのが正直なところです。

嫌いなひとなんている?
こんなに素敵でおもしろく
しっかりとした大人の芸人さん。
わたしの最初の記憶は
NHKのオンエアバトルです。
なのでそこから話し始めると長くなるので
やめとく。
ただおふたりは
もっと前から
しっかりと芸の道を踏みしめて前進してこられた。

24年目の優勝なんて
感動的だな
と誰も何も言ってないけど
自分の中で
一個ずつ考えているだけで
泣けてくる。
泣いてる。

ちなみに華丸大吉が決定的に好きだな。
うん。そうだな。
と皆と一緒に再確認したような気になったのは
アメトーークの華大芸人です。
「華大さん」あるある
という吉本の芸人さんたちの楽屋裏での
華丸大吉さんのエピソードでスタジオが盛り上がったため実現した企画で
2週ぶち抜き。
盛り上がるゲストや
楽しいVTRとは裏腹に
メインゲストとして登場した二人が
所在なく少し居心地悪そうにしていたのが印象的です。

そのときの記事。

華大芸人@アメトーーク

大人だからグッとくる。
大人になって本当に良かった。
だって華丸大吉が心から面白いって思えるんだもん。

さて
漫才の実力は当然
日本中の劇場を分刻みでかけずり回っていることからも
劇場からの信頼…いやこれだと会社感が出ちゃう
要するに「現場」ですよね。
直にお客さんを楽しませる現場での仕事に優れていることが分かります。
当然ながら優勝に値するとは思っていましたが
まさか本当にするとは思っていませんでした。
だって
圧倒するような漫才じゃないから。
ほんわか温かくずっとクスクス楽しい漫才は
ほかをなぎ倒すような殺傷能力はないと思ってました。

THE MANZAIの当日。
すべてがうまく行っていた。
最後の〆のコメントでも大吉さんが
「今日たまたま僕らがうまくいっただけであって…」
と、大吉先生らしいことをおっしゃってましたけど。

そもそも
VTRが事前番組のものも含めて
博多華丸・大吉は
すべて格好良かった。

わたしの持つ法則として
こういったレースもので
紹介VTRが良い芸人さんは
たいてい良い結果を残す。

その例にもれず
THE MANZAIの決勝のインタビューでは
漫才は「人柄(にん)」ということがやっと分かってきた
ということを語っており
実に格好良かった。

格好いい格好いい
さっきからうるさいですか?
ふたりの漫才は
格好いいというより
むしろ
かわいいんですけどね。
スピードの漫才でも
カリスマ性を見せるマッチョな漫才でもない。
華丸さんのかわいらしさ。
人としてのチャーミングさが爆発している漫才。
スタイルとしてはオールドスタイルかもしれないけど
4分にストーリーとギャグを詰め込んでテンポよく見せた
実は構成も言葉選びも最新鋭です。
だからまあ
結果、芸人として格好いいと言っているだけですの。のほほ。

最後に
今年のTHE MANZAI事前番組で
決勝にあがった組をVTRで紹介していて
そのインタビューも秀逸だったので
書き起こして
終わりにします。

華丸さんの福岡で放送される主演ドラマ(これ最高。関東でも放送されろ)のため
スタジオにはこれず
インタビューもふたり別々に撮っています。
わたし華丸さんは
TBSラジオの夕方の番組「トップ5」でよくお声を聴いているのですが、
インタビューはラジオ局だったので
少し興奮しました。ラジオはおっちゃんと若いねーちゃんの噛み合わなさがほほえましいです。

さて。長くなりましたが書き起こしね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大吉:
ボケとツッコミの量を増やして
4分間のなかにどれだけ笑うポイントを入れられるかっていう
競技大会になっているような気がして…
そうじゃない漫才も実は劇場にあって
ぼくらはそれをやっているつもりではあったんですけども

日常の延長線上にある笑いをかき集めて
こういう種類の漫才もあるってのをなんとか4分間で見せれたらいいかな
って思いますけども

華丸:
それが証明できたら
なんか
…もうちょっと引退かな
って思うくらいの
成し遂げた感はあるかもしれないですね

大吉:
この何年間で、より漫才が好きなっていると思いますね

―そんな感じでいいんですか?

華丸:
いーんです!くー!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

証明なんかしてくれなくても、知ってたから大丈夫です。
ってそのときは思ったけど
優勝は優勝で
嬉しいもんだ。
くー。

あと大吉さんの語っていたことで
サンキュータツオさんがおっしゃっていた
「NON STYLE問題」を思いだしていました。
こういう名称がつくこと自体
ノンスタのすごさを感じるけどな。

ではまた。

THE MANZAI 2014~年間最強漫才師決定トーナメント!~ 全ネタ感想

2014年12月15日 | テレビ
THE MANZAIが今年も終わったよ。
優勝は
だれがしても面白いんだろーな
と思っていたけど
結成24年もっともベテランの博多華丸大吉が優勝しました。
めでたい。

ではここいらで
全ネタ感想。
全体的に言いたいこともあるけど
うっかりネットニュースを読んじゃって憤慨やるかたない気持ちになったから
こっちから片づける。

<Aブロック>
・2丁拳銃
首ガッサー
のネタ。
これは鉄板のネタだ。
馬パッカーンと
ミンクのカサカサのところは
もっともっとウケていいのだ。

・エレファントジョン
太っちゃったなというカトケンのネタ。
「嫌味か!」
という森枝さんのセリフが好き。
わたしは
森枝さんが大舞台で
のびのび漫才やっているのが
すごく素敵だなって思った。
エレジョンのネタ自体は
わたしの好みではないのだけど、
キャラのせいかセリフか
どうしても笑ってしまうところがたくさんある。
審査が出たあとの大竹さんのコメントに
「ガッテンガッテン」したときグッときた。

・アキナ
野球部のキャプテン。
演技うまいなー。山名さんとおっしゃいますか。
ひと言で引き込まれような声と言い方。
オーソドックスな題材なのに
新しい味と食感に仕上げた感じ。
この日
はじめての爆笑によって
みんなを魅了した。
肩のくだり
良かった。

・磁石
北陸のDJ。
永沢さんがむちゃくちゃなやつのほうが好みだが
相変わらず磁石はいいな。
ドヤ顔で全部間違えている永沢さんがいい。
もちろんツッコミが最高です。
「決まりました!」
って良い終わり方。


ここでアキナが決勝に。
エレジョンが惜しかった。

<Bブロック>
・トレンディエンジェル
えっと何のネタだっけ?
とにかく、やりきったよね。
トレンディエンジェルのウケるところ
全部詰め込んだ
お得セットみたいなネタ。
斎藤さんが
親からかわいいって言われている
というのもほっこりする。
目がいいですよ。斎藤さんは。
そもそも
登場前のVTRがすっごく面白かった。
賞レースではご法度の顔芸一発ギャグのオンパレードで
「優勝して騒がれる力士ではなく
 優勝を逃して騒がれる力士になれ」
「どーも、琴稲妻です」
の間合いもばっちり。
キャラを出すだけのネタで戦って
むしろ新鮮で格好いい
って感動した。
…前から言ってますけど
自分でも思っている以上にトレンディエンジェル好きなんです。
いちばん格好いいのは去り際の斎藤さんの背中です。要チェック!

・馬鹿よ貴方は
カレー屋。
コント漫才を裏切るような構成。
これがハマったところを劇場で見たかったなあ。
印象に残った。
それが何より大事です。
最初と最後も客いじりでつながっている
非常に巧妙です。
オチが「お前、出番だ」
ってすっごいいい。

・囲碁将棋
銭湯のタオル。
まさかこれをやるとは思ってなかったけど
このネタ
バカスカ劇場が沸くやつ。
そういう判断でかけたんだろうな。
残念だったなー。
伝わってほしかったなー。

・学天即
格好つけてばっかりのネタ。
ここまで丁度良いムカつき加減を出せる芸人さんは
なかなかいない。
セリフがいい。
コーヒーは「微糖」で「グラニュー糖」。
そして
ツッコミが素晴らしい。
ツッコミフェチだから
ものすごく気持ちのいいツッコミをする。
ラスベガスで漫才しようぜ
と相方がいうのを
「こんな日本人の立ち話、いけるかいな、なめんなよっラスベガス」
がわたしのなかのトップセンテンス。

学天即が勝ち上がると思ってたんです。
まさかのトレンディエンジェルが勝ち上がり。
テンションあがった。

・和牛
がんばりたいなー言うとりますけれども。
のネタ。
これやるのかあ
って思った。
なぜならもっと好きなネタが他にあったから。
でもまー本人たちの選んだものだから
囲碁将棋もそうですけど
「もしも」なんてことはないのよ。
コントも面白いんだよ。
和牛はすごい。
つーか漫才こんなに上手いんだって思いました。

・博多華丸・大吉
ユーチューバーになりたい。
「ユーチューバーて」
と思った瞬間につかまれていたように思います。
華丸さんのかわいらしいキャラが出ていて
くすくすがずっと続いて爆発もある。
あと
トレンディエンジェルのときと同じこというけど
紹介のVTRがすっごく良かった。
「人柄」の話をしていて
華丸さんじゃないと面白くない代えのきかないネタ。
ボケもキャラも無理をしない。
日常の延長線上にあるボケにする。
と淡々としかしきっぱり言う大吉さんが格好良かった。
いやもう、これ見ただけで
優勝
VTRでは優勝
って思った。

・ダイアン
職務質問。
このネタ好きです。
わたしはダイアンのネタが好き。
歯が多すぎるといわれてパニックになるところも
明日、婦人警官とBBQもすっごく好き。
準新作も。
残念だったな。
面白いのにな。

・三拍子
ワイルドカードからの勝ち上がり。
クイズのネタ。
ワイルドカードで披露していたネタを少しアレンジしていた。
ずっと面白くなっていたし
楽しい漫才だった。
これは行くのでは?
と思ったよ。

結果、
惜しくも三拍子は敗退し
博多華丸大吉が勝ちあがり。


決勝。

・アキナ
雪山の遭難。
前と同じ仕組みのコントの入った漫才だけど
また違った感じで面白かった。
最初の
「ポテチ、パンパン」がわたしは好き。
途中から
チョコが大きいとかのボケしてるけど
それはそれで
否定することないんじゃないの?
って思ったりした。
あとゲイのくだりは
「目が覚めるようなことをっ」
っていうフリからの
カミングアウトであり
わたしはなんの引っかかりもないけど
「ん?」って思ったひとがいるんだったらそれは仕方ないけど
そんなにダメかな?
て思ったりもした。ネットの記事で批判していたので。
そんなこと言っていいんだったら
風俗嬢の話をテレビで面白おかしくするのもそもそもどーなの?って本心では思うけど
面白いものを見るためにひとまず心の棚のうえにその感情置いとくけどな。
つまり何がいいたいかというと
騒ぎすぎ。
つーかネットの戯言をニュースとするんじゃないよ。浅はかな。

・トレンディエンジェル
歌がうまくなりたい。
純粋なしゃべくりで
しかも
テーマが「ハゲ」。
そもそも「ハゲ」をネタに
こんなにポップにできるひとたちは
なかなかいない。
「ゲイでーす」と言ったことを批判している記事読んだけど
そもそもじゃあ「ハゲ」をあんだけいじるのはいいのか。
禿げているひとを傷つけないのか。
要するに「ん?」と思ったことで笑えないなら
それでいいけど
ひとの面白かった気持ちまで削ぐなんて、ヤなやつって思うだけ。
トレンディエンジェルは
優勝の一歩手前まで行くなんて
すごく格好いいと思って見てました。
動きのキレがいい。

・博多華丸大吉
飲み会を抜け出すネタ。
これ何度も見ているけど
見るたびに新鮮に笑える良いネタだ。
格言がたくさん出てきて
さらに一本目にかぶせた
サンドウィッチも出てきて
良かった。
個人的には
腰痛と女のひとり旅は足を延ばしたがる
が、全然巧くなくて好き。

優勝は博多華丸大吉。
面白かったもんね。

ところで総括にて
たけしさんが
若い人の切り替えが早い漫才もあるけど
ゆったりとしたテンポでこれだけウケる漫才もある
って言ってた。
なんだかネットで騒いでいる
年寄りを笑わすことがえらい
的なことはひと言も言ってない。
分かりやすいネタこそエライとも言ってない。
あえて言うなら
それを受けて岡村さんがこれまでは「ボケの手数だけ増やす」ネタが多かったけれども
と批判ともとれるコメントをしているだけだ。
真意はともかく
たぶんネット界隈のお笑い見ている人は
まるで自分がファンの芸人さんを否定されているような気になっての
騒ぎかもしれません。
もしくはスピード漫才を批判したいひとが
いいように解釈して
実際批判してんのかもね。バカめ。

いろんな種類のネタがあって
楽しいじゃないか
あっはっは
ってことと
博多華丸大吉の漫才が優勝したことが
ある意味
漫才大会の歴史に何かを刻んだことが
ただただ喜ばしい。

以上。
今日はここまで。
まだ語り足りないので
気づいたことそのうち書こう。

お休みなさーい。

ロンドンハーツ リアル好感度調査 を5年ぶりに見て

2014年12月12日 | テレビ
2009年の夏。
に録画したDVDを見てました。
タイトル見ても
あんまり覚えてないから
見てみよう
と思いまして。

ロンドンハーツの企画。
リアル好感度調査。
匿名と称してアンケートをとるも
それは本音を引き出すためで
実は実名で発表するという企画で
まさに
ひな壇!

出演者は
チュートリアル
ケンドーコバヤシ
宮川大輔
アンタッチャブル(!)
ブラックマヨネーズ
フルーツポンチ
オリエンタルラジオ
オードリー
FUJIWARA
品川庄司
狩野英孝
たむらけんじ
小島よしお。

芸人さんがコンビでしっかり呼ばれているのが
少し新鮮。
レッドカーペット
レッドシアター
キャンパスフジ
など
懐かしい番組が出てきて
当時全盛期でした。
狩野さんの髪の毛がストレートで
白スーツ。
「できない」「あれっぽちの才能で…」
とレッドカーペットからの大抜擢を
あきらかに力不足と分析されていました。

そんななか
「逆にお前、すごいよ」
と言ったたむらけんじさんが
今となっては
まさに言い得て妙だったと思うわけです。
狩野さんは神さまに選ばれたひとだったんだよね。
誰もあのとき気がついてなかったけど。(たぶん淳さんは気がついてた)
なんで
あれっぽちのお笑いセンスで
それほどテレビに出れるのか
みんなが不思議がっていた理由
今となっては分かる。

さて
5年ぶりに見たひな壇ですが
いまよりずっと
単独で面白いひとしか
フィーチャーされないような作りだったのだ
と思う。
なんか
みんな一生懸命で
チームプレイと見せているけど
あれは前に出るひとの勝ちのような競争意識で出来上がっていたのではないか
と見ていて思いました。

今はガツガツいかなくても
肩の力抜いても
実力出せるような芸人さんで
落ち着いてしまっているのかもしれません。

だから前述の
ガツガツいくひとより
ふんわりずっと面白く発言ひとつで会場を沸かせるアンガールズや千鳥がいるのかもしれません。

ちなみにですけど
5年前とはいえ
みんなちょっとずつ若くて
顔も違います。

でも
アンタッチャブル山崎さん
つまり
ザキヤマさんは
まったく変わらなくて面白い。
パワーはまったく同じです。

この番組のなかで
飛びぬけて面白い
ザキヤマさん、ブラックマヨネーズ
フジモンは
今でもテレビの笑いの先頭にいるのが
また
考え深いです。
柴田さんもしっかり面白かったよ。
あしからず。

ところで
このときのことを調べていたら
自分でも
ブログを書いていたのですよね。
そのときのブログ←リンク
しかも4回にわたって。
読んだけど、ダサ!
そんな大騒ぎするようなこと?
いや、当時は相当面白かったのよ。
だからこそ
DVDで保存したんだろうし。

今は
5年前の
青木さやかさんの冠番組
「美しき青木ド・ナ・ウ」
藤井隆さんと森三中とブラマヨの
「ギョーテック」見てます。
基本的に
ブラマヨ周りを保存している。
あのときは激アツだったのだよ。
小杉さんが今よりずっと痩せている。
おー
体調が心配だわ。

ところで
もうすぐTHE MANZAI。
楽しみでしょうがない。
事前番組も
あべこうじさんの分析などもあって
いいです。

白黒アンジャッシュの「芸人のリアルな悩み」はそんなにリアルじゃない。

2014年12月08日 | テレビ
白黒アンジャッシュ
は毎週録画をしている番組です。
チバテレビでやっている
アンジャッシュの冠番組で、
ロケ、企画、トーク、ゲストトークの4パターンを1日で収録して
1カ月放送する。
ので、
今週はトークかあ
企画かあ
なんてぼんやり見てます。
企画のときはあんまり見てない。

さて。

11/25と12/2
2週にわたり企画を放送していて
半年前に同じ企画で記憶に引っかかっていたものがあったので
見てみました。

「若手芸人のリアルな恋の悩み」。

若手芸人さんが登場して恋の悩みを相談。
みんなに意見を聞き
さらに
番組が内緒で彼女にアンケートをとっていて
彼女の本音を引き出す
という内容。

ですが…

これまで4人の芸人さんが登場しましたが、
おおまかなパターンは全部同じです。

悩み→収入格差。芸人(男性)がヒモ状態。
   どうしたらいいか。

彼女の本音→お笑い頑張ってほしい。結婚してもいい。(基本みんないい人)

結論→コメンテーターたちは彼女の献身に感動。
   芸人に説教。彼女ために改心し働く、売れると宣言する芸人。

この企画の第1弾のとき、
最後の「彼女を幸せにする」宣言に
胡散臭さを感じていました。
本当に
そんなことあるのかね?
そもそもそんな彼女がいい人なわけ、ある?
いやいやでもこれはわたしがちょっと曲がった性格なだけかもしれない。
素直じゃないから
こんなこと思うんだわ。
なんてそのときは反省したものです。(嘘、反省はしてません)


今回の第2弾
冒頭で
第1弾のカップルたちを後追い報告。

まず
売れると宣言した芸人さんは芸人をやめ資格取得のためバイト生活、
さらに
お金をためて北海道旅行に連れていくと宣言した芸人さんは
連れていく公約は果たしたものの、今は遠距離になり、名古屋から彼女にお金を振り込んでもらっていて
ヒモ生活変わらず。
鬼ヶ島野田さんに至っては
家賃滞納40万を返済すると宣言しましたが
半年で2万返したのみ。
相方にも嘘をついてギャンブルが止められないとさ。

リアル!
やっぱりねっ。
これが
リアルというものだ。

「残念な結果に…」
と言っておりましたが、
いやいや
それが普通だよ。
人間は甘い汁をすすれるのであれば
好きなだけすするんだよ。
だって
みんな自分がいちばん好きなんだもん。

と、
そこに今回の相談者登場。
人力舎2年目の芸人トンツカタンの菅原さん。
最近彼女と同棲をはじめたが
バイトもしてないし
結婚する気持ちはあるのだが
どうしたらいいのか。

ってまた!?

そこからは前述のとおりのパターンです。
バイトしたくない。
彼女が全部家賃も払ってくれている。
彼女からのアンケート。芸人やめないでほしい、がんばってほしい。大好き。今すぐ結婚したい。

いやいやいや。
悩み、なに?
わたし気づいた。
悩んでないでしょ本当は。
だってバイトしないで生活できるなんて最高じゃん。
愛されているし、これ以上のことってある?
悩みとして相談されたら
「バイトしろ」しか言いようがない。
むしろ彼女のほうが悩んでるはず。

つまり、このコーナー何?ってこと。

彼女との感動エピソードにしたいのでしょうか。
付き合っている彼氏がテレビ出るんでアンケート答えてください。
なんて言われたら
それは
よそ行きの答えするよ
あたしなら。
いきなり
「いつ別れようかどうか、悩んでた」とか
「働かんかい、ぼけ!」とか
初対面のテレビ局のひとに言うわけない。

仕切り上手の渡部さんも同じことしか言わない。
「芸人側の気持ちも分かる、俺たちもどんだけ彼女から金を借りたか」
みたいな過去の恋愛の懺悔的なことを。

…ぬおおおお。
知らねーしっ。
それで恨みが精算できると思うんじゃねーよ、バーカ。

は。

すいません。
ついつい貢いでた女の気持ちに感情移入しちゃって。
そんな経験ないのにね。

それはともかく
不毛なんだよ。
だったら
クズが行きすぎているエピソードだけでいい。

思うに結婚したかったら
さっさとすればいいと思うんです。
そうすれば悩みはもうちょっと重くなる。
そりゃあいろんな事情があるだろうけど
そこを背負ってないくせに
悩み
だなんて良く言えんな!
結婚してなきゃ
別にいつでも解消できる関係なのだから
なんの義理もない。
だから
上っ面に感じるんだ、このコーナー。

悩みのコーナーなら
もっと本当の「リアル」なやつにするか
コメンテーターによっぽど腕の立つ相談者をボロクソにできるひとを入れなくちゃ。
ちなみに
鬼ヶ島の和田さんの
このままじゃ「1年で別れる」はリアルなアドバイスで良かったです。
経験豊か。

企画
ひどすぎる。

ってわけじゃないんですよ。
いろんなフックがあるんだけど
ぜんぶ惜しい。
人生はもうちょっと暗くて陰鬱としていて
それがコメディだってことを
分かっている人に作ってほしいよ。

どうしてトンツカタンのあの子を彼女は好きなのか
上っ面じゃなくてもっとこちらが
ハッとするような理由を探りだしたり、
ヒモ生活についてぶっちゃけ彼女はどう思っているのか
両親に相談できるのか
悩んだりしてないか
友達はどう言っているのか
もっと外堀や背景を明確にすると
面白くなったのに。

おっと。真面目なこと言っちゃった?
次からはよろしく頼むよ。
きれいごとは
キー局のゴールデンタイムだけでいいです。
せっかくの地方局なんだから
もっと責めてほしい。

長くなりましたが
今日はこのへんで。


ダレトク!?定点観測

2014年12月07日 | テレビ
有吉弘行のダレトク!?

をいつの間にか毎週録画にしてました。
なんかのきっかけで見逃したくない
と思ったのでしょう。

スタジオのゲストが
イイ感じのキャスティングなのです。

渡辺直美さんと中川家とか。
博多大吉さんとココリコ田中さんとか。

オードリーとかザキヤマさんとか
バカリズムとか
サンドウィッチマンとか
ハリセンボンとか
たんぽぽとか
普段
こういうゲストコメンテーターとして
見ない顔の
面白い芸人さんがいっぱい出ていて
ほぼVTRを見る番組なんですけど
それとは関係ない
スタジオのトークも用意されていて
芸人さん好きとしては嬉しい番組。

先週12/2火曜日は
オアシズ大久保さんと大沢あかねさんが
ゲストで
だいぶエロイ回だった。
有吉さんの安心しきった大久保さんへのパスが
あうんの呼吸で
エロイ方向へ流れていて
おかしかった。
二重の意味で。
変な回でもあり楽しくもあった。

真麻さんに対しての巨乳イジリはあったとて
毎回こういうことはないので
ゲストを見て
調整してきてるんだろうな
と思っている。

来週は
バイキング小峠さんと
NON STYLE。

これも見ない組み合わせなので
とっても楽しみです。

VTRは
おもに
アルコ&ピース
ときどき
トップリード
ダーリンハニー
が頑張っています。

酒井さんをいちばん見る気がしています。
面白い。
見ていて安心できるキャラクターです。
たぶんフォルムが
コミカルなんですよね。

ところでこれは
有吉さんの事務所の後輩であり
同じ事務所だからこそのキャスティングです。
要するに
バーターばりばりですけれども
これって
はっきり認識できるようになったのは
今年に入ってからで
それまでは
AKB以外はあんまり目立たなかった。
もっと早くから
キャスティングされてもいいようなものの
と私は今年思ってましたよ。
むしろ
止めてたのかな
くらい思っているよ。

堂々と
それができるくらい安定してきたんだな
と今年の有吉さんの活躍を思い返すのでございました。

そろそろ年末ですな。

…って金曜日の更新を忘れていたのを
さっき思いだしての更新。
もうどんどんバカになっていくよ。

ではまた明日。

THE MANZAI 2014~年間最強漫才師決定トーナメント!~ 決勝進出者11組お披露目会!

2014年12月01日 | テレビ
11/30(日)に放送された
「日清食品THE MANZAI 2014~年間最強漫才師決定トーナメント!~ 決勝進出者11組お披露目会!」
を見ました。

前年までは
「組み合わせ挑戦会」として
トーナメントの組み合わせを番組内で決定していたのですが
今年は
1時間の放送のなかで
全てを終わらせるためか
すでに決まっていて紹介する
という構成でした。

まずは組み合わせを発表してから
決勝進出を各コンビに伝えに行く様子を撮ったVTRを
出場が決まった11組を第11位から放送して
自己紹介漫才をしてもらう。

さらに
12組目の出場をかけた
12位から20位までの芸人さんのランキング紹介と
おしくも
20位に入れなかった1組を紹介。
これ21位のハライチをイジるコーナーです。

つべこべ言ってないで
ランキングは以下です。

1位 学天即
2位 囲碁将棋
3位 馬鹿よ貴方は
4位 磁石
5位 ダイアン
6位 博多華丸・大吉
7位 アキナ
8位 和牛
9位 エレファントジョン
10位 2丁拳銃
11位 トレンディエンジェル


さらにワイルドカード枠。

12位 三拍子
13位 レイザーラモン
14位 コマンダンテ
15位 ムニムニヤエバ
16位 流れ星
17位 三四郎
18位 POISON GIRL BAND
19位 チーモンチョーチュウ
20位 三日月マンハッタン

と、
21位 ハライチ

…おいしい役目。
ちょっとギリギリでしたけどね。
悲しさと面白さの境界線でしたが。
ただ
ハライチなら、やれる。
と踏んでのキャスティングでしょう。

これ見て、
あれ?
2位取っても10位以下になることもあるのだ。
と分かった…って冷静に分析している場合じゃない。
油断できないんだな。

そして
組み合わせは以下。

<Aグループ>
2丁拳銃 / エレファントジョン / アキナ / 磁石
<Bグループ>
トレンディエンジェル / 馬鹿よ貴方は / 囲碁将棋 / 学天即
<Cグループ>
和牛 / 博多華丸・大吉 / ダイアン /ワイルドカード

これは
誰が優勝しても面白くなりそうです。
だって
むちゃくちゃ売れている人気者芸人さん
でピンと来るのは
博多華丸・大吉さんしか…え?失礼?
皆面白いことが分かってる場合
あとは
ドラマが見たい。
とにかく面白くなりそうな予感がしているのです。
あと
お祭り的な番組のつくりは
M-1にはない
楽しさ
お笑いの素晴らしさを
見せている。
事前番組なども毎年期待。
今年も最高傑作の更新を期待。

ワイルドカードも素敵な人選が…本当に実力者ばかり。
そっかあ
わたしの好きなポイズンもチーモンも
レイザーラモンに流れ星もいる。
三拍子は惜しかったんですね。

いつでも思っているんだけど
こういう順位で顕著なのは
お笑い界には
面白い人が多すぎる。
集まりすぎてるのかもしれない。
ということ。

話それるけど
年末に向けて
面白い芸人さんの解散が相次いで発表されています。

めちゃくちゃ詳しいわけでもないけど
コンビ名きいただけで
え!あのひとが!
って思う人ばかり。

ご本人以外
心底、理解できる理由はないだろうし
わたしなどは会社を渡り歩く仕事の仕方をしているので
なんも責められないですけど
少しばかり
心がスンとします。

個人的にはロシアンモンキー。
幕張の劇場専属?芸人になったばかり。
中須さんは芸人さんを続けるとのこと。
これからも劇場で見ることができるのだろうか。
千葉にお住まいなので
身近に感じているって、
それだけの理由なんだけど。
ある日
前職場(近所)の同じ事務職のランチ仲間に
「ねーロシアンモンキー知ってる?」
って聞かれて
知ってる知ってる
と答えると
「友達のママ友の旦那なんだよねー」
って言ってた。
あの瞬間に応援しようと思ったのさ。
好きになる理由なんて超個人的。

だいぶ話がそれてスイマセン。

THE MANZAI
勝ち上がれるか上がれないか
できっと決定打になったりするのかもしれませんが
見ている側は
そんなもんなんだよ。
ってことが言いたかった。

ベースに
「面白い!」があるのを知っているから。

好きなことと面白いことに
理由なんてない。
実力があるとか
こんなに性格がいいとかは
ただの後ろ盾。

ふと思ったけど
ベースに「面白い」がない芸人さんって
近頃
とんと見かけない。
絶滅したのかな。


THE MANZAI楽しみです。
(唐突)

ではまた水曜日に。




目指してる先輩芸人は誰だGP@ロンドンハーツ

2014年11月28日 | テレビ
ロンドンハーツの2時間スペシャルの季節がやってまいりました。
そんな季節あったのかな。
まあいいや。

わざわざ書くのは
11/25放送の企画が
『お笑いの新人169名に聞いた!!目指してる先輩芸人は誰だGP』
というもので
「芸人グランプリシリーズ」とナレーションでは言ってたけど
アンケートによるランキングで
今回は3年以下の新人芸人さんにアンケートをとって
憧れている芸人さんを教えてもらうというもの。
スタジオにいる芸人さんは以下。

ロンドンブーツ1号2号
アンジャッシュ
有吉弘行
おぎやはぎ
狩野英孝
カンニング竹山
小島よしお
フットボールアワー後藤
品川庄司・品川
博多華丸・大吉
FUJIWARA藤本
アンタッチャブル山崎

敬称略。

またスタジオの芸人さんを選んだ若手芸人さんたちも
別室に待機。
自分の憧れている芸人さんを選んだ理由をきかれたりもします。

スタジオの芸人さんが
豪華でやりとりも楽しく
アンジャッシュ、おぎやはぎ、博多華丸大吉
コンビで呼ばれているも珍しくていい。
品川庄司
フットボールアワー
FUJIWARA
がふたり呼ばれていないのは
たぶん一方が入ってないからかな。
アンケート集計に基づく
キャスティングか?

とにかくよい芸人さんばっかりで楽しく進むのですが、
別室の芸人さんとのやりとりが
思った以上に面白く
新鮮な空気が入りまくってました。
芸人さんを目指すひとのせいか
発言に共感も持てました。
芸人さんとしてそこに存在していることが嬉しそうに見えて
その熱量で楽しさを増幅していたように思います。
キラキラしてた!

それはそうと、
ランキングは貴重。
趣味として書き残しておきます。
ホームページからコピペしたものと
自分で書きだしたものがございます。

とりあえず
ランキングは1位から以下。


1位(7票):
ダウンタウン・松本
ブラックマヨネーズ・吉田

3位(5票):
アンタッチャブル・山崎
フットボールアワー・後藤
千原ジュニア
くりぃむしちゅー・上田
オードリー・若林

8位(4票):
有吉弘行
ナインティナイン・岡村
さまぁ~ず・三村
ラーメンズ・小林
アンタッチャブル・柴田
小籔和豊

14位(3票):
おぎやはぎ・小木
狩野英孝
ダウンタウン・浜田
出川哲朗
くりぃむしちゅー・有田
バナナマン・設楽
サンドウィッチマン・伊達
笑い飯・西田
東京03・角田
南海キャンディーズ・山ちゃん

24位(2票):
おぎやはぎ・矢作
カンニング竹山
ロンドンブーツ1号2号・淳
ビートたけし
爆笑問題・太田
雨上がり決死隊・宮迫
バナナマン・日村
劇団ひとり
ケンドーコバヤシ
サンドウィッチマン・富澤
チュートリアル・徳井
東京03・飯塚
ロバート・秋山
ピース・綾部

38位(1票):
FUJIWARA・藤本
品川庄司・品川
小島よしお
アンジャッシュ・児嶋

明石家さんま
いかりや長介
志村けん
とんねるず石橋貴明
関根勤
ウッチャンナンチャン内村光良
小松政夫
島田洋七
イジリー岡田
井手らっきょ
ふかわりょう
スマイリーキクチ

笑い飯哲夫
三拍子 久保孝真
ザブングル 加藤歩
天竺鼠 川原克己
ニューヨーク 屋敷裕政
ダブルブッキング 川元文太
うしろシティ阿諏訪泰義
ソフトアタッチメント町田康介
鳥肌実
野性爆弾川島邦裕
三四郎小宮浩信
永野

バカリズム
ますだおかだ岡田圭右
ジャルジャル福徳秀介
オードリー春日俊彰
タカアンドトシ トシ
宮川大輔
ホンジャマカ石塚英彦
あばれる君

以上。


全体的に思ったのは
1位でも7票。
10%も取らないのね。
分散化しているかが分かる。

細かく分析していきますと。
上位…は

松ちゃんとブラマヨ吉田さん
同じ雰囲気のある硬派なタイプが
未だに人気あるんだということがうかがえます。

それから
アンタッチャブルって
人気あるんだな。
良く見ると10位以内にコンビで入っているのって
アンタッチャブルだけなんですよね。
つまり
コンビだったら
1位。
…コンビでスタジオに呼びなさいよ。
ロンハーのHPでランキングが書いてあったのだけど
ザキヤマさんには
コンビ名が明記されていなかった。
偶然か?

10位以下でも
たとえ1票といえども
そうそうたる面々…
知識がなくて存じ上げません
と言う方は1名しかおりません。
調べました。
逆に目立ちますので覚えておきましょう。
そんなわけないだろ。
とは全然思わないよ。
身近なひとにあこがれるってこともあるし。
私が知らないだけで
ものすごくイケてる芸人さんの可能性もあります。

さて
1票も獲得しないってこともありえるんだな
って思って見てました。
決して不名誉とは思わない。
だって
167人しかいないんだもん。どっかに絶対いる。もっといる。
あとスタジオにいるひとで呼ばれなかったっていうのは
見ていてもかわいそうにならない絶妙な芸人さんをブッキングしたのですね。
だって実力を知っているし
そもそも
憧れられて当たり前の人々だもの。
今度はもっと広範囲のアンケートでお願いします。

それから
女性芸人にはアンケート取らなかったのね。
まあ主旨ぶれるし
そうだよね。
ひとりぐらい
女性芸人いたって良かったんじゃ…
まあいいか。

長くなってるのに
大した感想もありませんが
このへんで。

みなさん良い週末を~

えなりくん@『ごめんね青春!』

2014年11月26日 | テレビ
先週くらいに
『ごめんね青春!』
面白いよ。
ということと、芸人さんの起用について書いたところですが、
前回の放送で
えなりかずきさんが最高だったな
と思ったので
書きます。
メインの話とは別に
サイドストーリーとして
えなりくんの話が先週完結したのよね。

濃いサブキャラだらけの『ごめんね青春!』ですが、
えなりかずきさん演じる一平も
欠かすことのできない強力な役柄です。

えなりくんは主人公のお兄さんで
実家のお寺の跡継ぎ。つまりお坊さんの役。
ちなみにお父さんは風間杜夫さん。濃い家庭です。
成績優秀で優等生で
グラビアアイドルのお嫁さんをもらったという設定。

正直、最初は
それだけの役だと思っていました。
嫁とのラブラブいちゃいちゃを出すだけの
おもしろいキャラクターだな。
お坊さんなんて、ぴったり。あはは。

と。
しかし、突然に話は一平、つまりえなりくんを中心に回り出すのです。
ここから一気に加速度を増して面白くなりました。
おはなしも
えなりくんも。

えなりくんは…違った一平は
なんと不倫に走るのです。

全力投球で二枚目を演じるえなりくん。
恋に猛進するえなりくん。
セリフひとつひとつ
全部が
格好つけていて
それをあの巧い演技でやるもんだから
おっかしかった。

そうこれは
「えなりかずきが言いそうにないこと」大喜利
本人バージョンだ。

「それでもいい、愛してるんだ!」

と女優をハグしまくるえなりくん。
面白かった。

このドラマを見ている妹と談義していて
妹が
「どうして今までこういう役でえなりくんを使わなかったんだろうね!」
と話してました。

いや、ほんとにね。

えなりくんは
子役から引き継いだ
品行方正な好青年。
永遠の丸坊主

ずっとイジられてきたではありませんか。
それをなぜ本人がやらなかったのだろう。
こんなにもおいしい武器があって
それに
こんなに出来る子なのに
自らそれをイジることはしなかった。

お笑い的要素のなかでえなりくんは、
「くん」付けに象徴されるように
イジラれアイコンだった。
イジラれアイコン…ほかには…
アルフィーとか
芦田愛菜ちゃんとか
具志堅さんとかね
アントニオ猪木さん
松岡修造さんとか。
大喜利のお題になりそうなひとは
みんなイジラれアイコン。

そういうひとは
面白さを内蔵しつつも
本人たちはそれをコントロールしていないからこそ
イジラレるのだろうと思うのですが
えなりかずきさんは
この役を演じたことによって
そこのエリアから
ポンっと違うエリアに抜け出た印象でした。

何しろ
演技が巧い。
やらされている感がまるでない。
セリフを自分のものにしていて
笑われているのではなく
笑わせている。
彼が言うセリフひとつひとつ
ばっちり彼にハマって
真剣にやればやるほど面白いってことを
たぶんえなりくんは知っている。

品行方正なお兄ちゃんが壊れゆく姿を
全力でしかも中身二枚目で格好よく演じた
えなりかずきさんは凄かったです。

「これからこういう起用が多くなるかもね~」

なんて
妹と話しました。

わたしが気に入っているセリフは
「屏風からトラを出してやるよっ」
でした。
一休さんと名前を間違えられて。

先週はそんなわけで
とっても面白かった。

放送の翌日
娘と公園に行ったら
小学校高学年の男の子たちがサッカーしてて
突然そのなかのひとりが大きな甲高い声で
「ねー、『ごめんね青春!』見てる!?」
と言い
それに答えて
全然ちがうグループの
お兄ちゃんと遊んでいた小学校低学年の男の子が
「見てるー!」
と絶叫していました。
お兄ちゃんはあわてて
「おい、お前に言ってないよ」
と言ってましたが
高学年男子が「おもしろいよなー!」と話しかけ
お兄ちゃんが「そ、そうですね」(後輩か?)とビビりながら返事してました。

わたしは
娘と目配せし合って
その日のずっと後になって
「あの子たちも見てるんだね、人気だね」と語りあいました。
娘は録画をしたものを何度も繰り返し見ています。
小ネタを発見して笑ってます。
少々、下ネタ気になるけどー。
まーいっか。


エミちゃんの覚悟@さんま御殿

2014年11月24日 | テレビ
11/18(火)の
『踊る!さんま御殿』の3時間スペシャルを見ていて
女性芸人ブロックにて
気になることがあったので
書こうと思います。

正確には3組あるうちの
2組目の「今年いろいろあった女vs何もなかった女」
というテーマの1時間で
女性芸人ブロックとか
書いてしまいましたが
実際は女性ばっかりのブロックです。
ここでわたしは
毎回芸人さんチェック!
面白いものを見ることができる。
出演者は以下。

日本エレキテル連合
川村エミコ(たんぽぽ)
黒沢かずこ(森三中)
村上知子(森三中)

小林麻耶
西川史子

紫吹淳
おのののか
平愛梨
道重さゆみ
村田美夏

日エ連のテレビ出演っぷりはすごい
堪えどころだ
と思いつつ
この回
いちばん多く画面に映っていたのは
いや実際は分かりませんが
印象的だったのは
西川史子先生でしょうか。
小林麻耶さんに
噛みつく噛みつく。
そんなに感じ悪くする必要あるかなあ
って
素直に感想を言う。
いろいろな事情があるのは分かるし
現に使いやすいから多くの時間を割いて放送されていたのだけど。
西川先生は自分ではコントロールできないくせに
なにかを作ろうとなさる。
マジで書くと
小林麻耶さんのぶりっこキャラを
真っ向から刺しに行くのは
ちょっと時代遅れだと思うんです。
麻耶ちゃんの発言を拾ってなんとか処理するのは
さんまさんや芸人さんに任せて
自分から処理に回るのは
西川先生には合ってない。

小林麻耶さんはたぶん対さんまさんの態度を
ここ何年も年齢に比例せず
なかなか変えていかないのは
リラックスしている?もしくはさんまさんが好きだからなんだろうな。
って
見ていて思いましたが
まあまあ
ほかの場所でウケたことが
この場所ではそう見えないことが多々あるので
ただ単にスベッていただけかもしれません。

と、前置きをしつつ
わたしが語りたいのは
たんぽぽ川村さんのことです。
今回
しっかりと爪痕を残して
いちばん仕事をしたのは
おそらくこのブロックでは
川村さんです。

一番おもしろく画面に映っていた。
エピソードトークも全力でしたし
日本エレキテル連合が
「だめよだめだめ」のアレンジバージョンを
さんまさんから
地雷的パスをされているなかも
口をはさむ勇気。

決定的に「!」と思ったのは
女性芸人は面白いとモテない
という話の流れから
付き合っている人が家庭に入ってほしいと言われたら
どうするか?
と聞かれて
「いや(仕事)辞めないです」
とキッパリ目力強く言っていたこと。
仕事が楽しくて辞めたくない。
と恋愛や結婚よりも芸人さんとしての人生を取る
はっきりとした覚悟を感じた。

川村さんて
こんな子だっけ?
いつからこうなったの。

『伊集院光のばんぐみのでぃーぶいでぃー vol.1』に収録されている「真剣じゃんけん」というコーナーが
わたしの川村さんのイメージです。
調べたら2008年放送のものでした。
その場には今の相方である白鳥さんもいて、
収録時はたんぽぽ結成前でした。
この年の10月にコンビ結成したそうで何か感慨深いですが
それはそうと
川村さんはその「真剣じゃんけん」で
わたしに強烈な印象を残しました。
この「真剣じゃんけん」は
若手芸人7人を集め負けたらリアルに仕事がなくなるというペナルティ付きで
いまから3時間後にじゃんけんする
という企画。
お互いをけん制し合い
騙し合う
という殺伐とした雰囲気を
モニターで監視するという人間観察ドッキリなのですが
そのとき
一番初めに考えるのを辞めたのが
川村さんでした。

もうどーでもいー。
参加しない。
こんなストレス感じるくらいなら
適当にやる。

とテレビであること
芸人であること
仕事として来ていることを
すべてなげうって
「無」になった川村さんの能面のような顔を
今でも忘れられません。
伊集院さんのそういった巧い解説で
そう感じたってのもあるけど。

若手芸人として
いちばんダメだろ!放棄!
でも
それ、分からないでもない。

と複雑なモヤモヤした気持ちになったのです。
悪い意味で印象に残ったの。
嫌いとかじゃなく
こういうひとが芸人さんになるんだ。という驚きです。
そして顔をはっきり認識した。
川村さんを見かけるたびに
「あ、"無"の顔のひと」
と思ってきました。

徐々にふたりが売れ出したのは
あのときの印象からは考えられないです。

イッテQでは
功績が認められ、川村さんが親方襲名。
たんぽぽ二人がめちゃいけのレギュラーになったり、
ドラマに出たり
だって
あのとき
じゃんけん放棄したひとが
すごいよ。

さんま御殿で
芸人を選ぶ
とはっきり宣言した川村さんに
あのときの
「無」はもうないんだ
と気付いたのです。
過酷な仕事をしていくうちに
徐々に力と覚悟がついてきたのだろうか。
と妄想しています。

会社のビルに入っている食堂にテレビモニターがあり
ランチタイムは
『ヒルナンデス』が消音で
ついているのですけど
音がない分だけ
川村さんの
顔の威力がすごいです。
もちろんこれはいい意味で。
あれは
使いこなしているとしか思えない。
だって、やりすぎ!
かわいいと思われることよりも
白目むくほうを優先させる女の子。
心が潰れない程度にお仕事をして
いつ幸せが訪れ芸人としての覚悟をあっさり撤回しても
いいのよ。

という気持ちで
これからも見守りたいと思います。

ちなみに
白鳥さんは最初から伊集院さんの番組で頭角を現していました。
「ブス」を題材にした企画(マジでヤな感じしかない)が多かったのですが、
そこでも自分の立場をしっかり理解した立ち振る舞いをした
数少ない女性芸人さんでした。

おもしろいコンビだから
これからも応援していきます。

THE MANZAI 2014 直前

2014年11月22日 | テレビ
2014年のTHE MANZAIは
選挙とかぶらない様子。

12月14日(日)に行われるそうです。
イエーイ。

ところで
今日、
昼間テレビをつけましたら
直前番組が行われていて
急いで録画しました。

あっぶなー。
少し見逃しましたが。
スパローズのとこ
見逃したっ。

それはいいとして
前回の認定漫才師お披露目会といい
こういった事前番組がワイワイ楽しくて
最高です。

むしろ
ここがピークか
いやそうではないけど。

さて今回の事前番組は

「THE MANZAI2014 優勝予想ランキング」
と題して

(抜粋)
「番組ホームページ、本戦サーキット会場、さらに全22カ所の街頭アンケートで国民のみなさんに、優勝しそう、または優勝して欲しい認定漫才師1組を予想してもらい、総投票数8,388票からランキングを決定!」

だそうですよ。
1位はチーモンチョーチュウ。
得票数見てたら
けっこうなダントツで
少し怖くなったけど。
こんなに人気でむしろ大丈夫かしら…。と。
安定して面白く
劇場の人気
要するにアクティブなファンを持つコンビが
上位にいる気がしました。

実際は
かといって、
このランキングはあんまり関係ない。


この認定漫才師50組のなかから
決勝に行くことができるのは
本戦サーキット
といわれる準決勝で2回ネタをやって
そのランキングでポイントがつき
上位11組が(もひとつ組はワイルドカード)
選ばれるコンビ。

そんでもって
5回あるサーキットのうち
もう4回が終了しており
明日の最後の1回で
進出者が決まる。

単純な考えでいうと
すでに4回を終えて
1位のコンビは
決勝に行ったと考えていい。
1位以外のもういっかいが
ドンずべらなければ。
1位になるだけで
ダントツでポイントもらえるので。

サーキット終了後
1位と2位のコンビだけ
発表があり、
そのコンビは進出が超有力です。

で誰かと言うと…

1.
1位 馬鹿よ貴方は
2位 三四郎
(10月12日(日) 東京ラウンド)

2.
1位 学天即
2位 ダイアン
(10月25日(土) 京都ラウンド)

3.
1位 囲碁将棋
2位 エレファントジョン
(11月1日(土) 東京ラウンド)

4.
1位 学天即
2位 コマンダンテ
(11月9日(日) 大阪ラウンド)


学天即が2回1位になってるので
7組の芸人さんたち
こちらはほぼ確実に行くとして…。
ここで列挙しておきながら
決勝にあがることなかった場合は
それはそれで
他の一回の点数がものすごく低かったのだ!
とこれはまた味わいが深いです。

といいますか
学天即すごいですね。
でも
これもあんまり信用できないと言いますか
去年までのことを考えても
1位2位通過で目立っても
決勝は
そんなに関係なかったりします。

個人的にはダイアン、エレファントジョン、囲碁将棋が
嬉しいですけど。
馬鹿よ貴方は
は、ネタを見るのがとっても楽しみ。

それはそうと
予想するのは
あと4組。
誰が行くかしら。
明日の結果次第で
大体分かります。

わたしは
阿佐ヶ谷姉妹のファンなので
ただ漫才というと
そこまで…いや頑張ってほしいなあ。面白いから。

いま
まったくサーキット見てないのに
勝手に予想しようとしたけど
好きな芸人さんが多すぎて
何にも言えないや
と思いなおしました。

いや皆あがってほしい。
ザ・ぼんちでさえ。

こうなったらもう、

え!知らなかったけど、こんな面白いひとたちいたんだ!
まだまだ人生楽しめる!
お笑い好きを続けていて損なことはない!

って思いたい。
今年のキングオブコントの視聴率がふるわなかった
って話題のときに
大会として「ガチすぎる」とこうなる
ってことをおぎやはぎが言ってましたが
まだまだ「ひと」で見る人が大半であるという証明となったことは
確かにそうだけど…
でも知らないひとばっかりって
ワクワクするのに!ってその時思ったんです。
事前情報として調べておくっていうのは
プロ的な考えとしてありですけど
むしろ第一印象を大事にするためにも
最初から何にも調べておかない
という贅沢な楽しみ方も
あるんじゃないかなあ。
わたしにとって
今回は
犬の心
です。
よく耳にする芸人さんではあったけど
たぶん事前にネタ見てたら
ここまで
あの一瞬の輝きを感じることができなかったと思う。
きっとネタの平均点とって
分析してたはずだから。
そんなわけであのインパクトで
今日ここまで
尊敬して生きてます。

THA MANZAIもそういった楽しいことが起こることを
期待してます。

というわけで
明日、
いよいよ最後の本戦サーキット。

の直前記事
でした。