今年は竹炭でも作ろうか、などと思いまして山へ竹切りに。
しかし放置林となった山は荒れ放題
竹藪に入って行くと、一本の竹が光っていたので切ったら節の中にかぐや姫がいた。
かぐや姫はなぜ月から日本に来た、どうやってきた、日本での目的はなんだ、発見されたとき何故竹の節の中にいた。
などと疑わしい事項がある
かぐや姫側の公式な言い分は、レベルの低いファンタジーに装飾され、具体的なことは何一つ明らかにされていない。
そのあたりのことを、何もわからないまま子供用に講釈タレてもいいのだろうか。
かぐや姫伝説は、教育上問題がないのか。
かぐや姫は美貌で地球の男たちを引きつける。
特に激しく結婚をせまった貴公子たちに、自分と結婚したければあれを見つけろ、これをしろと彼らに無理難題を吹きまくる。
滅茶苦茶な注文をつけられながら、色に目がくらんださきの男たちはあちこちに捜しにいくのだ。
実に情けない。
無理難題の注文が叶わないと知ると、悲しむふりをして落胆のあまり「月に帰らなければなりません」などという。
何てワガママな女だ。
落胆したから月に帰らなければならない、なんて意味がわからない。
いい寄った地球の男どもよ、なぜそのとき「たわけ者め」と言い放ってこの高慢な厭味女を叩き切らなかったか。
ああ、情けない。
最後まで気取りながら去っていくかぐや姫。
しかし、まったくお前はこの地球に何をしにきたんだぁ。
という激しくも素朴な怒りまじりの疑問だけが残るのでした。