浜田屋遼太

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昔のお茶

2024-10-03 | 日々是好日

昔の「お茶」と今の「お茶」はまるっきり違う。

今はお茶といえばペットボトルのお茶のことになった。

昔のお茶は大変だった。

「お茶でも飲むか」ということになると、まず戸棚から茶筒を取り出さなければならない。

急須も取り出さなければならない。

飲む人が大勢の場合は急須ではなく、大型の土瓶を用意しなければならない。

土瓶          

象印の魔法瓶も用意しなくてはならない。

そうしておいて茶筒のフタをスポンと開ける          

そうすると中にもう一つのフタがあるので、これもスポンと開けなければならない。

茶筒のお茶の葉を目分量ではかりつつ急須に入れる。

そのうち急須を魔法瓶の出口のところにあてがい、押しボタンを押すと熱湯が出る。

しばらく待つ。

ちょっと揺する。

「ちょっとお茶でも」と思い立つと、これだけの手間ヒマがかかる。

今の人たちは自販機のお茶をゴクゴク飲んで、ボトルの口を閉めるだけだろう。

そして今の人たちは、昔のお茶の用語を理解できるだろうか。

急須、土瓶、茶筒、魔法瓶❓

エ❓、魔法❓、お茶を飲むのに魔法を使うの、ということになる。

ついでに茶碗にお茶をついだときに茶柱が立つと縁起がいい、などと言ったりすると…

エ❓、チャバシラ❓、ナニソレ❓

と大騒ぎになる。

魔法の瓶も茶柱も、今の人たちにとっては異文化となっている。

コメント
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