もうすぐ鍋の季節がやってくる。
鍋といえば湯気モーモー、ガス火ボーボー、アツアツの具を拾い上げてフーフーですよね。
今はまだ9月だがもうすぐ10月。
そして11月ともなれば、鍋のアツアツフーフーを吹いている自分を再発見することになるのはもう目前。
しかし…
今年の鍋は例年の鍋とは様相がまったく異なる。
日本人がこれまで一度も経験したことがないコロナ禍下での鍋。
鍋といえば、そう囲む、です。
囲む、といえば…
そう、密です。
三密です。
この三密を女帝小池百合子さんが黙って見逃すでしょうか。
ただちに「鍋アラート」が発せられ「鍋ディスタンス」が要請される。
鍋を囲むときの人と人とのディスタンスが1メートルということになる。
ここで問題になってくるのが鍋奉行の存在である。
日本の鍋は、鍋奉行が全工程を取り仕切ることになっている。
これは日本古来の伝統であるから、無視することはできない。
鍋奉行は鍋全体を仕切るわけだから総指揮官ということになり、そのグループの中では一番偉い人ということになる。
その一番偉い人が指揮を執っているところへ小池さんが乗り込んできて口出しするわけだから、鍋奉行としては面白くないに決まっている。
だが相手は女帝である
女帝VS役人。
女帝の指揮は続く。
鍋物は熱いので誰もがフーフー吹いて食べることになる。
当然のことながらフーフーは飛沫を伴う。
なので鍋におけるフーフーは禁止ということになる。
コロナの第二波、第三波が襲ってくると鍋の風景はさらに激変していく。
鍋をめぐるエチケットの問題もある。
店自体の改造も必要になってくるだろうし、そうしたこまごまとした諸問題をどうするか。
電通に丸投げしたらどうか。
以前は「本日の感染者数」を発表するとき、なんだか自分の手柄のように報告していたのに、最近は何だか申し訳なさそうな表情になっている…
ような気がしないでもないですが。