みんなの頭の片隅にはあるが、明日起こるとは考えていないものの筆頭は、地震ではないだろうか。
「自分の身は自分で守らなくては」と思うのだが、非常持ち出し品の準備はしていない。
「そうなったら、そのときはそのとき」で考えている。
天地異変は自分の意志とは無関係にやってくるから、そのとき自分がどういう状況になるか、もうこれは運を天にまかせるしかない。
大きく揺れたとき、尻を出していたらちょっと困る。
便座に座り、どうも尻が動くなと思ったら地震だったりしたら「ありゃりゃ、ありゃりゃ」と言って揺れが収まるのを念じるしかない。
風呂に入っているときに大きく揺れたら不幸だ。
尻を出すどころか、すっぽんぽんである。
家が倒壊したら下半身丸出し、あるいはすっぽんぽんで瓦礫の下に埋まってしまう。
とにかく大地震はいつか必ず来る。
いつも地震のことばかり考えて、怯えて暮らすような過剰反応はしたくはないが、それなりの準備はしておきたいものだ。
とにかく尻を出していないときに揺れてほしいと願っている。