日本語は省略語が多い言葉らしい。
身近なところではコンビニ(コンビニエンスストア)、スマホ(スマートフォン)、パソコン(パーソナルコンピューター)、デパート(デパートメントストア)など、省略語と感じないで使っている言葉が多い・
野球のセ・リーグ、パ・リーグも、それぞれ(セントラル)(パシフィック)の意味だけれど、省略しないで言う人の方が少ないだろう。
片仮名はともかく、省略英語になるとお手上げである。
ツイッターやインスタグラムといった、コミュニケーションが出てくるにつれ、そういった訳の分からない英語が増えるので、高年者予備軍は大変なのだ。
「HN」という言葉を見たとき、何だろうと首をかしげた。
そしてそれがインターネット上では、本名ではなくその代わりに使う名前、ハンドルネームのことだと知って、なるほどとうなずいたのである。
こんな具合で少しづつ省略英語を覚えていたのであるが、先日「BAさん」という言葉にであった。
あれこれ考えるうちに「BBA」(ばばあ)と思いついた。
Bの数が一つ少ないが、それに類する言葉なのだろうか。
「さん」付けがないので書き手も女性ではと推測し、「化粧品店の婆さん」を今風に自分なりに解釈していた。
ところが「BAさん」は婆さんではなく美容部員。
「ビューティーアドバイザー」といわれている女性のことらしい。
そのような呼び名になっていることも知らず、略されて「BA」さんになっているとも知らず、60年以上生きてきて初めて知った。
きっとこれからも、訳の分からない略語がたくさん出てくるはずだ。
もう追いつくことは無理と、省略英語は潔く諦めたのだった。
本文とは関係ないが、くちなしの花
妙な匂いが漂う怪しげな花。
またそれも良し…
ですよね。