浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

漂流

2009-11-11 | 読書
吉村 昭著  漂流



江戸時代の一人の漂流者の記録に基づいて書かれた作品です。

土佐の国の(野村)長平という男が時化に遭い、黒潮にのって絶海の火山島に漂着。

アホウドリと貝や魚で餓えをしのいだものの、仲間の男たちは次々と倒れ、長平ただひとり生き残り、12年に及ぶ苦闘の末ついに生還するという壮絶なストーリーで、さながら15少年漂流記の日本版であります。

安芸、奈半利、甲ノ浦といった高知県東部の地名が随所にでてくるので、何故か高知へ行って長い海岸線を歩いてみたくなります。

長編ドキュメンタリー小説として感動しますよ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする