今、子どもに覚えさせたい俳句200句を選ぶ作業をしている。
200句というのは、次の基準による。
小学校3年から6年の4年間毎週一句ずつ覚えるとなると一年間50週つまり50句×4年間で200句という計算なのだ。
指導要領のように1週を35週で計算すれば、140句となる。
選び始めて気がついたことがある。
順不同でメモをしてみる。
○小林一茶はわかりやすい。子どもがわかりやすい気がする。
○歴史的にどうしても載せる必要があると思う句がある。
芭蕉の句などは、その典型である。
○季語がわかりやすいものでないと子どもには適さない。
○この季語では、絶対この句いう代表句もあるということも分かった。
例えば 去年今年貫く棒の如きもの
葉桜の中の無数の空騒ぐ
海に出て木枯帰るところなし etc.
もちろん、どの句を取り上げるか個人差はあると思うが、こうした「これは動かないぞ」という句を200見つければ良いと言うことだなあ。
佳句は多くあるが、絶対これだと思える句はそれほど多くはない。
それは、俳句の未来がまだまだあるということだなあ。
○子どもの句にも良い句がたくさんあるが、「おぼえろ」ということになるとどうかなあ。ちょっと違うかな。そうなると子どもの句は文学作品と言えないということか?
そんなことを考えながら選んでいる。