色褪せた進次郎節

進次郎節が色褪せて来たような景色である。
これまでは、自然災害の被災地に寄り添う姿が高く評価されて来た。
更に父親譲りの演説力が、人気強さを後押ししていた。

歯に衣着せぬ進次郎節は、去年の森友問題に関連し、財務省が公文書を改ざんした際・・・。
安倍首相批判とも受け取れる発言をして注目を集めた。
自民党という組織は、政党は、官僚のみなさんだけに責任を押しつける政党ではない！

権力は絶対に腐敗するんです！
安倍政権は腐敗していますか？の問いには・・・。
全ての権力はそうなるんです！と言い切った。

今年7月には、政治家として大事なことは話を短くすること・分かり易くすることと言い切る。
環境大臣就任の記者会見でも、自身の発信力を強調。
しかし先般、外国でセクシ－発言辺りから発信力が急降下じゃない？

海外メディアに温暖化の原因とされる「石炭火力発電」について問われると・・・。
進次郎：削減です。
メディア：どうやって？
進次郎：先週就任したばかりだ・・・。

福島の除染作業に伴う汚染土を30年以内に県外の最終処分場へ移すための具体策は、こんな調子。
健康でいられれば、30年後の約束を守れるかどうか。
そこの節目を私は見届けることができる可能性のある政治家だと思います。
全力を尽くしたいと思います・・・。

そして10月26日、台風19号で被災した福島県郡山市を視察した際は、こんな塩梅。
進次郎：大丈夫でしたか？
地元住民：大丈夫でした。助けてくださいね。

これじゃ、言葉が足りないなぁ。
弱者に寄り添う振りだけじゃ、意味がないぜ。
中身のない空疎な言葉は、誰でも言えるんだよ、進次郎！

政治家としての知力・胆力・行動力を見せてくれないかなぁ？・・・。