函館発「団塊オヤジの独り言」

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退陣表明の楽屋裏(その2)

2024年08月25日 06時49分25秒 | 政治

裏金事件が発覚して以来、文雄内閣の支持率は低空飛行。

マスコミの世論調査では、おおよそ30%を切る警戒水域。

お盆明けには「岸田おろし」が始まる状況だった。

文雄は、菅義偉が叩きのめされて辞めた。

そのことを目の前でみて、立ち回りを考えたのではないか。

首相を続けても、衆議院選挙で負ければその座を追われる。

とても今の支持率では、選挙で勝つのは無理だったらしい。

そして文雄が、退陣の先に見据えているのは、これ。

「ポスト麻生」「ポスト二階」というキングメーカーの座。

アッソーは、岸田首相が打ちだした「党役員11年、33年」。

副総裁の任期は、この党規約改正でこの秋に終わる。

次のポジションは用意されていない・・・。

これまで、3人のキングメーカーとして君臨して来た。

安倍晋三元首相、菅義偉元首相、岸田文雄首相である。

だが今は、最後の砦である麻生派会長の椅子も風前の灯らしい。

義弟の鈴木俊一財務大臣に頼るしかないないのが関の山だとか。

結果、自民党のキングメーカーの座布団が空席になる次第。

ところで文雄は、裏金事件で自派閥を解散した。

派閥を解散したが、岸田派で50人位の政治屋を束ねる。

更に派閥を解消したので、官邸に権力が集中している。

文雄のご機嫌窺いのため、みんな官邸を注視。

アッソーや二階が消えて誰もいない。

キングメーカーになるには、絶好のチャンスと考えた。

それなら、文雄おろしで批判を浴びる前に、不出馬を決める。

キングメーカーを取りに行った方が得策・・・。

アッソー派所属の政治屋も同様にこう語る。

岸田首相の立ち回りは実に巧みです。

麻生会長は、年齢的にも次の選挙に出馬するかどうか微妙。

二階は息子に後を譲り、安倍元首相も亡くなった。

キングメーカーのライバルは、菅くらいでしょう。

だが文雄は、菅にはない派閥のトップだった。

そんなプライオリティがある。

早々に退任を表明していい子を演出。

そうすれば、キングメーカーの座。

これは、黙って転がり込んで来る計算。

とまれ、派閥がなくなり、総裁選は人気投票の佇まい。

こう見ると政治屋稼業って、気楽な商売なんだねぇ。


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