弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

あごひげ抜き抜き 思案をすれば 大岡裁きに あやかれる?

2007年07月11日 21時43分34秒 | 未分類
「大岡裁き」都々逸その1。
実は、私にも似たような癖があるので驚いた。さすがに毛抜きは使わないが。
(今日の毎日新聞コラム「余録」から抜粋)
名奉行で知られる大岡越前守忠相(ただすけ)は奉行所で判決を思案する際は、いつも毛抜きであごひげを抜きながら瞑目(めいもく)していたという。大正時代の博覧会に子孫からその毛抜きが出品されたが、長さが21センチ以上もあったのに「法窓夜話」の筆者、穂積陳重(のぶしげ)が驚いている▲巨大毛抜きでひげを抜けば、痛くて思案どころではないと思うのは凡人らしい。陳重はこれを「心を平静にし、注意を集中して公平の判断をしようとする精神」の表れとみた。法律が大ざっぱで、まともな証拠も乏しい当時の裁判にあって「大岡裁き」はその眼力と思案にかかっていたのだ
この記事についてブログを書く
« 相撲を下から いい席で見る ... | トップ | 大岡裁きで 喝采浴びる ハン... »