弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

審理も急げば 核心残る「初めちょろちょろ 中ぱっぱ」

2021年11月04日 20時14分56秒 | 裁判
更なる裁判迅速化への求めが強くなっている。
私も方向性としては同意見なのだが、過ぎたるは及ばざるが如し。
初回の期日から充実した口頭弁論をなどど無理を言えば、提訴前に準備万端を整えている原告側に、有利になり過ぎる嫌いがある。
この点で、例えば、解雇前に理由を整え、証拠を集めているはずの使用者を相手方とする労働審判とは、全く事情が異なる。
ちなみに、御飯を炊くときに、急激な温度上昇がダメな理由は、短時間に温度が上がると水が内部まで浸透しにくくなり、米の芯が残りやすいからだという。
裁判も同様であろう。