きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

独裁者の末路は

2011-02-24 11:16:28 | Weblog
独裁者の末路は       (011.02.24.)

北アフリカのリビアでデモの緊張が高まる中、デモ制圧のために、カダフィ大佐の次男セイフ氏が徹底抗戦を宣言し、カダフィ大佐自身の所在が判明しなかったが、21日に国連のパンギムン事務総長が電話で、大佐と会談し、事務総長から「デモに対する集会の自由など基本的人権が守られるべきである事を協調された」と言う事です。

これに対しカダフィ大佐の即答は示されなかったが、22日の夜になって、国民に向けてのテレビ放送が行われ、「私がこの地を離れる事はない。最後の血の一滴まで戦う」と述べ、引き続き最高指導者の地位に留まり、反政府デモを力で押さえ込む強気の姿勢を改めて強調し、徹底抗戦を宣言した。

「中東の狂犬」とまで言われた「リビア」のカダフィ大佐も40年間独裁政権を続け反米・反イスラムを掲げて、傍若無人の行動は取り付く島の無い手口であったが、今回中東で起こった、「フェイス・ブック」による「民主化」の波は、中東全域に伝播し、カダフィ大佐の国民への演説は、逆の効果となって更に火に油を注ぐ勢いに転じて暴動は全土に広がる状況になった。

そして、軍の一部までもが、デモ隊に協力し主要都市をデモの支配下に置いている。
また、リビア東部の都市アジューダビーヤでは中国系企業の建設現場が襲われ従業員1000人はパソコンなどの荷物が奪われ、現場から追い出されている。と言う事である。

そうした中で、カダフィ大佐の強気の姿勢は、側近からの抵抗や離反もあり、外国に駐在する外交官は次々と辞任を表明し、インド・中国・バングラデシュなどの駐在リビア大使も辞任を表明している事から、カダフィ大佐の身辺は、将に窮地に立たされている状況である。

・ドイツの「ヒットラー」、・ルーマニアの「チャウシェスク」、・旧ユーゴーの「ミロシェビッチ」、・イラクの・「フセイン」、そして今回・リビアの「カダフィ大佐」、・エジプトの「ムバラク」、いずれも国民を貧困と窮乏に追い込んで、自分は贅沢三昧の暮らしを行い、言論を統制し、自由を奪った独裁政治家の在り方は、強力な武力や、拷問の前に、恐怖による支配力が住民を押さえつけて、統治してきた物であります。

耐乏を強いられた、国民は、その窮乏に耐えかねて、「民主化」の波を起こしてきたもので、その窮乏状態が、(IT)今回は「フェイス・ブック」によって、一瞬に全世界に情報が流れると言う時代になって来たと言う事であります。

国境無き情報の流れが、世界に渦巻く「民主化の波」を起こしているのです。

アジアに於いても、「中国」「北朝鮮」は何時起こっても不思議でない状況にあります。
少なくとも、一国のリーダーは、国民の自由意志による投票で、選出されるべきではないでしょうか。
(えびなたろう)


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