安全評価に信頼度がない! (012.02.09.)
経済産業省原子力安全・保安院は昨日(8日)関西電力が提出した大飯原発3・4号機の再稼働に必要な安全評価(ストレステスト)に付いて「妥当」とする審査書を取りまとめた。
これにより内閣府の原子力安全委員会に提出、確認が得られれば地元説明に入る。と言う事である。これに対し地元住民、特に反対派の住民はこれだけでは充分納得がいかないと会場前に約100人の住民が「脱原発」掲げて抗議活動を行った。
この問題は、「脱原発」を掲げて居ても、当面の電力不足が社会的混乱を招くとなれば、取り敢えずは最も安全性の高い原発の稼働は已むを得ないのではないかと思われるのであるが、今回の原発事故で、「人災」と迄言われる操作の不手際が、最も問われている、安全保安院の「妥当」と言う言葉を「信頼せよ」と只、一方的に言われても「ハイ・OK」と言うわけには行かないのは当然の事ではないでしょうか。
それでなくても、原発再稼働に付いては、「賛成派」「反対派」が有る中で、「メルトダウン」事故を起こしている安全保安院への信頼は全く「素人の集団である」との酷評が原子炉設計者の中からも言われている。東電の事故対応に対しても、「操作手順報告書」の情報公開を黒塗りする事で拒み、安全保安院の説明書にも、「長期の電源喪失は有り得ないから、何も措置をする必要はない」と言った事で、今回の事故に対する最も重大な「メルトイダウン」事故を招いている。
この様な「人災」とも言われる事故を起こした保安院の「妥当だ!」と言う言葉は信頼出来るわけが有りません。無論住民は皆、原子力には何も解らない素人ではあるが、それだけに安全保安院は専門家集団で、安全性を任せる以外には無かったのであります、それが「素人の集団である」と他の原子炉設計者からの批判を受けている。
若し、政府が「ストレステストの正しい評価を求めるなら」少なくとも、第三者による専門家の審査委員の評価をえて、それによって、住民説明を行うのが本当ではないでしょうか。
「人災」事故をお越し、未だに原発推進しようとしている人達による再稼働説明会では、「先ず稼働ありきの説明会だ!」と言われても当然の事ではないでしょうか。
東電の電力値上げの事も、発送電分離の事も、今回の再稼働の問題と同じ事で、最終的には消費者、住民の立場に立って、自由な選択肢の中で、選べる、エネルギー利用の形体にする事が必要であると同時に、今回の事故に対する、保安院の責任と電力会社の国民に対する謙虚さが必要であると思います。
(えびなたろう)
経済産業省原子力安全・保安院は昨日(8日)関西電力が提出した大飯原発3・4号機の再稼働に必要な安全評価(ストレステスト)に付いて「妥当」とする審査書を取りまとめた。
これにより内閣府の原子力安全委員会に提出、確認が得られれば地元説明に入る。と言う事である。これに対し地元住民、特に反対派の住民はこれだけでは充分納得がいかないと会場前に約100人の住民が「脱原発」掲げて抗議活動を行った。
この問題は、「脱原発」を掲げて居ても、当面の電力不足が社会的混乱を招くとなれば、取り敢えずは最も安全性の高い原発の稼働は已むを得ないのではないかと思われるのであるが、今回の原発事故で、「人災」と迄言われる操作の不手際が、最も問われている、安全保安院の「妥当」と言う言葉を「信頼せよ」と只、一方的に言われても「ハイ・OK」と言うわけには行かないのは当然の事ではないでしょうか。
それでなくても、原発再稼働に付いては、「賛成派」「反対派」が有る中で、「メルトダウン」事故を起こしている安全保安院への信頼は全く「素人の集団である」との酷評が原子炉設計者の中からも言われている。東電の事故対応に対しても、「操作手順報告書」の情報公開を黒塗りする事で拒み、安全保安院の説明書にも、「長期の電源喪失は有り得ないから、何も措置をする必要はない」と言った事で、今回の事故に対する最も重大な「メルトイダウン」事故を招いている。
この様な「人災」とも言われる事故を起こした保安院の「妥当だ!」と言う言葉は信頼出来るわけが有りません。無論住民は皆、原子力には何も解らない素人ではあるが、それだけに安全保安院は専門家集団で、安全性を任せる以外には無かったのであります、それが「素人の集団である」と他の原子炉設計者からの批判を受けている。
若し、政府が「ストレステストの正しい評価を求めるなら」少なくとも、第三者による専門家の審査委員の評価をえて、それによって、住民説明を行うのが本当ではないでしょうか。
「人災」事故をお越し、未だに原発推進しようとしている人達による再稼働説明会では、「先ず稼働ありきの説明会だ!」と言われても当然の事ではないでしょうか。
東電の電力値上げの事も、発送電分離の事も、今回の再稼働の問題と同じ事で、最終的には消費者、住民の立場に立って、自由な選択肢の中で、選べる、エネルギー利用の形体にする事が必要であると同時に、今回の事故に対する、保安院の責任と電力会社の国民に対する謙虚さが必要であると思います。
(えびなたろう)
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