きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

沖縄基地問題は始めから交渉の失敗

2010-05-01 10:35:41 | Weblog
沖縄基地問題は始めから交渉の失敗          (010.05.01)

普天間基地の移設問題は、自民党政権の時代にアメリカの言い成りになっていた日本外交が、キャンプシュワブへの移転で合意していたと言うが、実際は沖縄住民の意向ではなく政府による強引な力で住民の民意を押さえつけて居た物である。

しかし、日本の政界に変動が起き半世紀以上の長期に渡って続けてきた自民党政権が変わり民主党政権に国民の意思が働いて変化をした事で、オバマ大統領も新政権がアメリカに対しての今までの同盟関係が変化する事を恐れていたが。鳩山総理との話し合いの中で、日本にとってのアメリカの存在は大変に重要な同盟国であると言う位置付けには変化がない事を伝えオバマ大統領も納得していた。

しかし、基地問題に付いては、改めて考え直して欲しいと言うことを述べていたのである。そして、オバマ大統領も同意をし、日米間で話し合いをしましょうと言う事であった。

この時点で、日米の安保問題も含めて、基地問題に対する日米2国間で、基本的な話し合いをする事が本来の手順である。

アメリカにとっても、政権交代が興った新政権が、どのような同盟関係を考えているのか分らないこともあり、基本的な同盟のあり方についてよく話し合う事をしなくてはならなかったのである。

そして、新政権が考えている新日米関係を発展させて行く話が纏まった所で、今度は国内問題として、関係都道府県の首長と話を詰めてゆくのが順序であると思う。

今回の普天間移転の問題は最初に基本的な日米関係の話し合いが全くされてなく、アメリカには何の新政権としての話し合いもせずに先に国内問題を持ち出したから、沖縄の住民にすれば、泣き寝入りを強いられていたキャンプシュワブ問題も改めて反対を表明し、国外へ、それが出来なければ県外にと言う願望は、当然想定される要望である。

それが、もし国内の何処かに決まったとしても、それからアメリカに話をしても、アメリカは、先の合意(キャンプスワブ)以外の事は言わないでしょう。当たり前の事である。

鳩山総理は、「政権交代」をしたからには、自民党とは違う同盟関係の話を最初にアメリカと話し合うべきで、其の基本的話し合いを何もせず、「5月末までに結論を出します」と約束しても、アメリカには、先に合意したキャンプシュワブ以上のものは考えていないと思います。

前段に日米の基本的な話が出来ておれば、アメリカからも自発的に“ガム”“サイパン”移転の話も俎上に出ていた事と思うし、同時に日本が出来る部分も提案し両国協働の防衛体制の話し合いが出来たのではないかと思います。

スタートから話し合いの手順を間違えた基地問題交渉は、とても纏まる事は無いと思います。
今頃になって、総理が徳の島のボスに話し合いに行くなんて、時限の低い交渉をやっている様では、“がっかり!”させられます。
(えびなたろう)


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-05-01 11:03:24
つか民主党員さんも主張が変わってるじゃん。
批判は悪くないけど自分も同調してた意見を覆すなら反省が必要だよね。
まるで腐った自民党を見てるみたいだよ。
まだ口先だけでも反省してる自民のがましか。
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