きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

国民目線が不起訴を不当とした。

2010-04-29 10:54:54 | Weblog
国民目線が不起訴を不当とした。        (010.04.29)

小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検は、小沢氏の身辺を調べたが疑い深い点は多々有ったが決定的な証拠が得られないことから、不起訴という事にした。

しかし、東京第5検察審査会は27日に小沢氏の容疑不十分での不起訴処分を不当とし「不起訴不相当」と言う決議をした。それも、審査委員11人が全員一致の決議で、出された事は相当に重い決議として受け止めねばならない。

審査会側は、政治不信が高まっている中、小沢氏の供述だけで“明らかな潔白”が証明されたわけではなく、市民の目線からは許しがたいことで、「裁判所によって、真実と責任の所在を明らかにすべきだ」との見解を表明している。

東京地検の先の不起訴決定には、国会開会を前にして、政治的な圧力があったのか時間が無くて、十分な操作が出来てないのか、嫌疑はグレーの状態で、不起訴にしたとも取られ、国民の世論調査では、70%が小沢氏の辞任を表明していた。

しかし、検察の結果は「不起訴」とした事から、小沢氏側は「潔白が証明された」と言う解釈で、堂々と幹事長に居座る事を宣言したのである。

国民の側はそれでも、小沢氏自らの弁明説明があるものと思っていたが、それも無く、検察の不起訴決定が即“潔白の証明である”と言う解釈を押し通し、国民の不評をかいながらも、今日まで来たのだが、一昨日の検察審査会の「不起訴不当」決議は、改めて疑いのグレーの部分を、そのまま見逃すのではなく裁判にまで賭けるべきだとした判断は、市民の感覚からは当然の事であると、賛意を表したいと思います。

今まで「政治と金」の問題は、政治的な圧力で、「黒」を「グレー」にし「グレー」では起訴に踏み切れないと言う形で、もみ消されてきたが、今度からは「検察審査会」という市民からの代表による審査が入る事で、検察だけの判断で起訴を勝手に「やる」「やらない」の判断が出来なくなってきたことは、とてもよい事で。今後も検察審査会の活躍に大いに期待をしたいと思います。

「検察審査会」は有権者の中から11人“くじ引き”で選ばれ、人気は6ヶ月で半数が3ヶ月毎に変わると言う、何ら紐付きのない市民からの代表である。

小沢氏は、昔の自民党時代の感覚で、秘書に押し付けて強引に逃れる手段を使っているが、もはや国民の目線はそれを見逃さない事を認識し、早晩辞任をして、責任を明らかにしないと、次期参議院選挙では民主党の勝利は有り得ない事と思います。
(えびなたろう)


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2010-04-29 17:09:01
擁護するのやめたの?
検察の暴走とか言ってたみたいに素人の審査会の暴走とか言ってくれると思ったのに。
つか手のひら返すなら自らの言論を反省して総括しろよ。説得力なさすぎだろ。
返信する

コメントを投稿