きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

悪政のしわ寄せが一挙に年末にやってきた!

2008-12-05 11:13:30 | Weblog
悪政のしわ寄せが一挙に年末にやってきた!       (008.12.05.)

12月に入った途端、急激に世相が慌しくなり、不況の波が失業者の増大を生んでいる。
特に非正規労働者は、紙切れ一枚で、十数年働いていた職場を一方的に解雇され、それと同時に住んでいた住居も立ち退きを通告されている。

今日から、日本中が一段と寒くなる押し詰まった年の瀬に解雇された労働者は如何すればよいのか右往左往している。中には、急仕立ての労働組合を作って、会社側に対応を求めている。

この様な事態になることは、派遣労働者制度と言うものが、専門職の範囲だけで行なわれているところまでは、問題は無かったが、此れを製造部門等の一般労働者の部門にまで拡大した事が最大の悪政で、いずれこの様な事態になることは、充分予想されたはずである。

高校・大学を卒業した若い人たちが就職すると言うところで、早くも「正規労働者」と「非正規労働者」に分類され、非正規側に入った人達は会社の一方的な都合で何時でもクビが切れると言う事を合法的に認めている制度であるから、労働者にとっては、常にクビを切られる不安な精神状態に晒されている。

今回の不況では、十年も働いていた労働者が一通の通達で、解雇され、住居も追い出されると言うことは、血も涙も無い人道に反する問題で、それが合法的に行なわれるというのだから、当然社会問題と成っているのです。

この制度に付いては今までも散々論議されてきたが、政府は企業側の立場から此れを容認してきたのである。
若し、どうしてもこの制度を続けるのであれば、先ず専門職に限定をすることや、失業した場合のセーフティネットを充実しておく制度を同時に設定しておかないと、本当の国民の為の政治とはいえない。

今回の不況の原因は、必ずしも経営者の放漫経営からのものではないから、生産縮小も止むを得ない措置である。

問題は、今までの政治があまりにも無作為政治を続けてきた為だ、と言わざるを得ない。安部・福田と全く無責任な放り出し政治をやってきて、山積する懸案の諸問題を何一つ、解決する事が出来ず、それでも公務員改革や、特定財源の一般財源化、等々期待もあったが、麻生内閣で、それもすべて官僚になし崩しにされてしまった。
凍結されていた、公共工事までが復活し、財源が不足するのは当たり前である。

その財源捻出のために、社会保障費を減らすと言う国民に向けて逆の政策を執ろうとしている。小泉以来3人の国民から信任を得ていない総理が誕生したが、麻生総理はその中でも最悪な総理ではないでしょうか。

私は、この緊急の非常事態に、思い切って取って欲しい手段は、来年一年間の天下り官僚の給料は、全員年収一律に500万円とし、それ以上は国家に返納する緊急手段を実行することにしたらどうでしょうか。
中でも、特に赤字の法人は300万円にすることで、早晩廃止を前提とすること。

この様な事が出来ず、数千万円の年収を得ていて、赤字を垂れ流している法人を野放しにしておいて、社会保障の金を削る事は、国民は納得しません。

また、公的資金の支援を受けねば成らない銀行の幹部は、1ドルとは言わないが、上限500万円で1年間辛抱する事を義務付ける事にしたら如何でしょう。
(えびなたろう)


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