きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

年金問題は国民60%の関心事

2009-08-05 11:42:48 | Weblog
年金問題は国民60%の関心事       (009.08.05.)

今朝の“みのもんた”の番組は年金問題を取り上げ、6党の政策担当者の討論が放映された。
政権政党の自民党は、江藤晟一(えとうせいいち)参議院議員が出席し5000万件の不明問題にたいして解明に努力している事をピーアールして、現在までの解明が80%である事を表明した。100年安心年金問題は、公明党が言った事だと言い切った。

此れに対しミスター年金と言われている、年金問題の第一人者民主党の長妻明(ながつまあきら)衆議院議員は、解明できたのは5000万件のうち1200万件ほどで80%が解明されたとは「大嘘でだ!」と反撃され、一言もなかった。

確かに年金問題に関しては、自・公政権にとっては、一言も言えないほどの失態続きで未だに払っていても貰えないと苦情がたえない、それは年金を払っていても記録の管理が杜撰であったために支払いの証明が出来ないためである。

この問題は、明らかに行政の失態であって、謝罪すると同時に、賠償責任で支払う事にしないと仕方が無いのではないかと思われるが。政府与党は、あくまで、賠償責任で支払う事はせず、一件毎の解明を続けるというものである。この方法では解決までに何年掛かるか解からない問題で、政府はその間に被保険者の死亡による消滅、や時間と共に忘れ去られる事を待っているとしか思えない態度である。

其の上、現状では、国民の不安は高まり、厚生年金の未納者の比率は増大する一方で崩壊の道を進んでいる様なものである。
それに対し、江藤氏は、長妻氏に向かって、年金制度の未来に対して、「不安を煽る言動だ」と発言したため、「問題発言だと!」一瞬ごたごたしたが、民主党案の年金問題は、与党スタイルと全く違い、年金を集める所と年金を支払う所を完全に区分している、年金を集める所は税金と同じような、集め方で、部署も別組織にしている。

今の与党の遣り方では、集める所と、支払うところが、同じ厚生省所管の中で遣られるから、無駄使いや不正の温床になっている。長妻氏の主張の第一はこの点にある、第二は、今の年金制度「国民年金」「厚生年金」「共済年金」の三つを統合し「一元化」することにある、この点は、公務員官僚の年金保険である「共済年金は」国民の年金保険と内容において差別差が大きく、「共済年金」は優遇されているのである。小泉政権時から「一元化」は言われてきたが、官僚の抵抗で、現与党では全く消極的でやる気が無い。
第三は最低年金として基礎年金部分を民主党は税金で、補完するということである。

民主党のこの制度は、国民からも好評を得ているところから、政権交代後は是非とも遣ってもらいたいところである。

この様に集める所は税金と同じように金を集めれば、納付率は向上するし、一元化した年金制度になれば官・民、公平に受けられるし、基礎年金を税金でやれば、最低生活保障が守られるという此れこそ100年安心の保険制度になるのではないでしょうか。

まさに理想に近い制度であるが、現与党がこの制度にしないのは、一途に官僚の反対に屈しているからである。
(えびなたろう)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿