きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

自民の大勝で選挙は終わった。

2012-12-18 12:46:42 | Weblog
自民の大勝で選挙は終わった。        (2012-12.18.)

第46回衆議院選挙は自民党が294議席と圧勝の結果におわった。3年前(2009年)民主党への「政権交代が」この国を新しい、政治体質に向かわせる物と、国民は固唾を飲んで、其の期待を希望に託したが、当初の1年は、鳩山総理の普天間基地移設問題で、米国とのコミニュケーションが上手く行かず、また、幹事長に指名した小沢氏の政治資金不正問題が、発覚し、クリーンなイメージを売り物にしてきた民主党にまさかの疑いが掛かり、遂に2010年6月には1年足らずで政権交代の憂き目を国民は味わされたのである。

其の後を受け継いだ菅政権は、7月に行われた参議院選で、ものの見事に大敗を喫し、参議院では野党の議席が多い自民・公明の勢力で「ねじれ国会」に成ったのである。

従って、民主党は、出直し内閣と、称し、国民に訴え、何とか其の後を菅内閣で続けたのであるが、不運にも2011年3月に、100年に一度という、東日本大震災にあい、福島第1原発に於いては、原子炉に対する、遣っては成らない「メルトダウン事故」と言う国難に匹敵する被害を蒙ったのである。

菅総理も、想定外の出来事の中で、今迄の原子力行政が出鱈目で有る事を知り、当時、野党の自民・公明の猛烈な「菅おろし」に合い遂に8月には退陣に追い込まれた。

其の後を受けた、野田内閣であるが、政府の遣る事に、イチイチ、反対意見をぶつけ、国難に際して与野党が一致して対応することなく、足の引っ張り合いで、このままでは真面な国政の維持は出来ない状態に到って仕舞ったのである。

この様な状態になったのは、「一つには、政権交代で、自民党の恥部に民主党が知ってしまった事、もう一つは民主党内に“小沢派”と言う、反体勢力が存在し、党の統制を乱している事」の二つである。

従って日本の国政はこの二つの問題が大きな支障になって居る事を認識し、自民党との関係は先ず正常に話し合える状態にする事が先決である。そして、後者の問題は「小沢派」と言う個人的な意見の問題で、今回は、小沢氏の離党によって、解決した様に見えるが、鳩山前総理が、民主党のオーナーとしてその存在が協調される様では解散した方が良いと思う。

何はともあれ、今回の選挙は自民党の大勝利に終わったが、3年前に自民党が政権与党を民主党に明け渡した時の問題点を十分に反省し、官主導の政治から、脱却する事を党の方針として行う事が重要な反省点である。其の上で、安定した政権維持を続ける事が、国民の要望に応える事に成るのだ。
(えびなたろう)


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