きまぐれ発言

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道路特定財源の一般財源化の真偽

2008-03-30 12:30:17 | Weblog
道路特定財源の一般財源化の真偽      (008.03.30.)

福田総理の道路特定財源の全額一般財源化の提案は、今まで、小泉総理も安部総理も出来得なかった提案で、先ずこの提案が、本当なのか、其れとも何処かに抜け穴があってひっくり反される提案なのかが、与野党間で言い合いに成っている。

与党は、総理が明言しておられる事だから、間違いないと言っている、しかし野党は与党内では、幹事長は「あれは総理個人の提案でしょう」と言っているし、発表の時にも官房長官の同席も無いので、疑わしいと言う事だ。

確かに、今まででも、年金記録の政府の約束も総理が変われば「そんな約束がありましたかね!」と言った福田総理の発言を見ても騙され続けた野党や、国民にとって直ぐには信じがたい提案ではある。

一方の暫定税率に付いては、「税財源の確保の手段」として残しておく事に解らぬではないが、「道路暫定税」として取る事には反対せざるを得ない、従ってその場合は「環境対策暫定税」とでも名前を変えてとる事には賛成できるのではないでしょうか。

今日の各社テレヴィ放送でも其の点が論議がされていながら、解決の本質に触れた結論になっていない、互いに相手側を非難している。

しかし、期限が切れる明日以降のガソリン値下げはハッキリした事実である。
この問題は福田総理の、余りにも時期遅れの提案であった事意がまざまざと表明された。

それと総理の提案に疑いを持たれること事態が、福田さんの信頼が無い事を示し、中曽根元総理も、「いま国民が不安に思っている事に、福田総理が何を遣って如何答えて行くかのビジョンを示す事が必要だ」「夢を与えるビジョンが無い」と言っておられる。

「道路財源の全額一般財源化」は今までにない福田さんの大変な決断であるが、此れだけが突然提案として、出てきても、前後のビジョンに繋がった政策のストーリが無いところに信頼度が低いのではなかろうか。

悪く言えば切羽詰った、ぎりぎりのところでの「思いつきの提案」としか思われないのかも。
そして、「期限が切れれば大変な事態が生ずる」と言う危機意識を煽っているが、国民はもはやその様な事では騙されないと冷静に受け止めている。
                      (えびなたろう)


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