きまぐれ発言

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国交省局長が官製談合で逮捕

2008-06-17 11:58:05 | Weblog
国交省局長が官製談合で逮捕      (008.06.17.)

北海道開発局が発注する公共工事で官製談合があるとの疑いから、札幌地検は競争入札妨害の容疑で、国土交通省の北海道局長の品川守(58)と石狩川開発建設部のOB二人を逮捕した事が判明した。

公共工事に関する談合問題は昨年から、国交省の橋梁工事問題、農林省の緑資源機構問題等々、松岡農林大臣の自殺にまで及ぶ大事件に当時の安倍内閣も談合に対する厳しい対策をと、「完成談合防止法」を作り、国・地方自治体を含め入札、契約制度に、監視のために第三者委員会を設ける体制を取っていたが、今回またまた、北海道に於いて堂々と局長自らの指導で行なわれていたようである。

北海道開発局は昔の北海道庁以来特別な地域で、開発には特別扱いをされていたようである。
2001年省庁再編で、国交省に統合され北海道局の出先として北海道開発局が出来たものである。従って、その頃からの独立意識が残っていて「独立王国」と言われる状況にあったようである。

以前にも農業水産部の元部長が逮捕された時、「割付表」を作成して業者を選定していた事があり、開発局内では代々そのような事が受け継がれていたようである。

今回の事件で、札幌地検は、東京の北海道局や札幌の開発局など十数か所を家宅捜査を実施しているから、更なる細部が明確に成るものと思うが、永年の癒着体質から脱却させる為には徹底した改革の必要性が感じられる。
それと同時に、今回も官僚のOBが介在している事から「天下り」の禁止に繋がる処置が絶対に必要であると思う。

現政府の国土交通大臣が、改革に後ろ向きの冬柴さんでは、とても望める対応は出来ないだろう、おそらく「お茶を濁しておしまい」にされるのが落ちになるでしょう。
(えびなたろう)


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