きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

特別会計にメスを!

2007-06-16 11:53:39 | Weblog
特別会計にメスを!

社会保険庁のミスが、調べれば調べるほど、泥沼化の様相を呈してきた。其の上更に官製談合が新たに国土交通省にも水門工事談合が発覚、今や大混乱状態である。

それでも7月の参議院選挙を控えて、安倍政権は、掲げた重要法案を全部通して、選挙に臨みたい意向で、選挙日程の先延ばしが俎上に上ってきた。
どうも安倍さんの強引さに回りも辟易している感じだ。今まで可決してきた法案も、論議が十分に行はれてなく、と言うより野党の意見に十分耳を傾ける事をしないで、通してきた法案は、どれも抜け穴だらけのザル法で、これでは、国民も納得しないと思う。

この際、本当に「美しい国日本」を目指すのであれば、此処で、一歩ひいて、法案の中身を民主党の意見も聞いて、真の改革が、実践で出来る物にして欲しいと思います。

金にまつわる、不祥事は、何十年も前から、続いてきて、其の都度改革、改革と言われてきたが、其の都度族議員の反対で、骨抜き改革に終わって来たのが、現状である。
省庁の縦割り行政は、省益優先の権益を固持し続け、一般会計の予算よりも、夫々の省で獲得できる特別会計の予算を大量に獲得し、誰からのチェックを受ける事無く省内で好き勝手に使ってきた事が、今までの不祥事(談合・贈収賄・無駄使い・等々)に殆ど繋がっている。そして、その権益に関連する議員が群がり、官と政の癒着が出来あがる、と言う歴史の積み重ねが、半世紀以上続いた政権政党「自民党」に出来上がってきた物で、小泉さんの言う「自民党をぶっ潰す」と言う言葉に全国民は大きな期待を託したのだが、結局十分な成果は上げられなかった、其れは利権の核心部分を改革出来なかったからである。

利権の核心部分とは、各省庁が得ている、特別会計として入金されるお金の管理を切り離す事である。
社保庁改革も、同じ省内で、保険料集金をやり、同じ省内で支払いが出来る制度では
名前を変えても、人を変えても、決して改革にはならない。
この部分に手を付け、改革の出来る政党こそ国民はこぞって応援するであろう。
その代わり、官僚の猛烈な抵抗を覚悟して掛からねばなりませせん。

真の改革が出来る政党とは
          自民党: 族議員政党だから、絶対出来ない。
          民主党: 荷が重過ぎて、今の政党では無理でしょう。
        既存の政党: 力不足でダメ
ガラガラポンで出来た新政党: 最も可能性が高い。でも可能性は数年先。

                 (えびなたろう)


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